どんぴ帳

チョモランマな内容

変な時計

2007-06-22 08:27:58 | Weblog

 昨夜は探し物をしてみた。
 しかしながらお目当ての物は出て来ず、代わりに昔購入した時計を発見した。その名も「SideWatch」。

 スイス製でこれがブランド名だ。購入したのは1998年8月3日、今から約九年前になる。Loftで購入したときの保証書があるので間違いない。
 ところがこの時計、当然といえば当然なのだが、電池が切れている。まあ電池を交換すれば良いのだが、どう見ても普通の交換方法が通用しなさそうだ。

何故なら時計の文字盤自体が完全に湾曲しているのだ。これは私が腹いせに火に炙った訳では無く、最初からこういうデザインなのです。そして装着するとこうなります。



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 このように手首の横にしか装着できません。然るに「SideWatch」なのです。レーサーなどが時刻を確認する時に、手首を反す必要を無くしたデザインであると何処かのサイトで説明されていました。

 しかしこの時計、本当にどうやって電池を交換するのか解りません。通常の時計は文字盤の裏側が金属製の蓋になっており、専用工具で開けられるようになっています。しかしこの時計の裏側は樹脂製で湾曲した一体成型構造になっています。蓋のような物は一切見当たりません。

 そこで私は蓋の裏側の文字を解読する作業に入りました。そして重大な文字列を発見したので、以下に翻訳文を記します。
「ハイテクふぁいばーかーぼん」
 新発見です。購入してから九年、ついにこの時計の裏側の素材が「カーボンファイバー」であることを解明したのです。しかも更なる発見がありました。以下訳文。
「うぉーたーれじすたんす」
 どうやら水分に対して抵抗性があるようです。これも新発見。
しかし良く見れば保証書には微妙に怪しげな日本語で、
「サイドウォッチは、水圧3までの防水性を備えています」
 と書かれていました。水圧3?後ろにせめて「気圧」とか単位は無いのでしょうか。ネットで調べてみると、
「時計が水深30メートル(水圧3バール)の状態に一分間さらされても水が入ることがないものを、『水しぶき防止』と呼ぶ」
 という仕様があるようです。そこで全8カ国語で書かれている保証書のアラビア語のページを熟読しましたが、私に意味が分かりません。仕方なく中国語に変えてみると読めました。
「防水深度逹30米」
 なぜか中国語の方が明快です。防水深度は30メートルであると書かれています。しかし肝心な部分が抜けています。そう、「一分間さらされても水が入ることがないもの」という件です。中国の方、この時計を腕に着けてダイビングなどされませぬようお願い致します。

 ここでふと九年前に購入したときのことを思い出しました。そういえば私は購入時、この時計の電池はどうやって交換するのだろうと疑問に思った気がします。店員さんに質問すると、
「持って来て頂ければ交換しますので大丈夫ですよ」
 と言われた気がします。いや、そうであって欲しいです。なぜならネット上で検索しても、
「サイドウォッチの電池はどのように交換するのでしょうか?」
 という質問に、無回答が一件、そしてもう一件は、
「裏側の画像が無いので分かりませんが開ける所があるはずです、樹脂かナイロンなどでカバーされているだけでしょう」
 とのことでした。
 えー、私には裏側に蓋があるようには見えませんが・・・。本日Loftに電話してみます。
 ちなみにこのSideWatch、楽天のとある店では三千円を切る価格で販売されています。九年前とはいえ、定価で買った私はかなり悲しい気持ちです。電池交換よりも安かったりして。