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NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

断ち切らないで

2012-12-28 19:42:12 | ドネーションシップ
※ドネも応援している大阪の「山王こどもセンター」が存続の危機にあります。
この「子ども家事業」についての冊子が出来ていますので紹介します。

出版社のHPより↓
http://www.296.jp/books/data_books/t1343865820/index_html

◆断ち切らないで
小さきものを守り抜く「子どもの家」の挑戦
田中 聡子・西村 いづみ・松宮 透 編著
1050円(A5版、80ページ)

【概要】
虐待や育児放棄、障がい、不登校、
様々な子どもが自由に通える場所「子どもの家」。
トラブル時には深夜でも、家族まるごと引き受ける。
「あの頃は辛かった」数年後、話してくれた子どもがいる。
初めて持てた目標、初めて知った「働くこと」の大切さ。
大阪市改革により存続が危ぶまれる今、
重複しているとされる他事業との違い、
子どもの家事業の様々な実践を紹介すると共に、
事業廃止が果たして本当に経費削減につながるのかを問う。

【目次】
Ⅰ.はじめにー地域と子どもの絆を断ち切らないで
Ⅱ.放課後対策の実際ー大阪市の3つの事業
Ⅲ.支援者へのインタビュー(1) 山王こどもセンター
Ⅳ.支援者へのインタビュー(2) じゃがいも子どもの家
Ⅴ.支援者へのインタビュー(3) ハヌルこどもかい
Ⅵ.支援者へのインタビュー(4) こどもの里
Ⅶ.まとめー「子どもの家事業」から見える、現代社会の子ども支援の課題
Ⅷ.おわりにー支援者たちのあの熱い想いを伝えたい

【著者コメント】
「2013年度に子どもの家事業を廃止する」という試案が、
2012年4月5日、橋下市長が推進する大阪市改革プロジェクトチームより発表されました。
「子どもの家事業」とは、大阪市内29か所で実施されている放課後施策の一つで、
現在利用している子どもは約1,900人。
経済的に有料サービスは受けられない家の子ども、不登校の子ども、
特別支援学校に通っているけれど児童デイサービスには馴染まない子ども、
クラブ活動が苦手で放課後の居場所がない子ども、
中学生や高校生まで、利用する子どもは様々です。
0歳から18歳まで、小学生に限らず中高生でも幼児でも
「いつでも誰でも行くことができる」それが「子どもの家事業」の特徴で、
「学童保育」や「児童いきいき放課後事業」など、
他の放課後施策と大きく異なる点といえます。
本書は、子どもの家事業の廃止案が出されたことを受け、
「子どもの家事業」とは何なのか、
どのような機能を果たしてきた事業なのかを問い直し、
その意義を改めて見つめようとするものです。


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