どうも、例年よりバラの蕾が早い。
天候の影響は、遅咲きのものに、より大きいように思う。
例年なら、一番に咲くのは、フランシス・デュブルイ(深紅 強香 中輪 ティ系)。
今シーズンは、ムタビリス(チャイナ系)とプレイボーイ(フロリバンダ)の蕾が一番に色づいている。
ロサ・キネンシス・ムタビリス (Rosa chinensis Mutabilis)
1894年以前 中国
中輪の一重 5弁花
四季咲き性が強い。
樹勢が強く、花が咲いているうちに次の枝が伸びてくる。
棘は少なく、扱いやすい。
香りはほとんどない。
花の色が特徴的で、杏色(気温によっては肌色)→薄いピンク→濃いピンクへとどんどん変わる。
数時間で花色がまるで変わってしまうこともあり、ムタビリスの前を通るたびに、変化の具合がとても気になる。
濃淡入り混じっておもしろい。
また、一重咲きの花は軽やかで、たくさん咲いても重くはならないところが好ましい。
個人的には、咲き始めの薄い色で、風にそよいでいるあたりの風情がいい。
今回のムタビリスは、冬に弱剪定とし、ナチュラルな茂みをめざした。
さて、どんな風に咲いてくれるか。
今年は、3月末からバラゾウムシとオトシブミが暗躍しだした。
例年なら、4月に入ってからの防除で間に合っていたのだが。
油断していたもんだから、あちこち被害あり。
特に、オトシブミは身体が大きく、しかもよく飛ぶ。
そのため、食害が広範囲にわたり、さらに新しくしおれた葉の付近にいないことが多い。
見回りと、特製焼酎散布にて、対抗しようと思う。