「遊び場ガーデン」でのバラ遊び、ご一緒にいかが?

バラの庭での庭遊びをお見せします!

センニンソウ

2013-09-13 19:57:59 | ガーデニング

白露(9月7日だったか)を過ぎたから、もう仲秋に入っているはず。

人も植物もやっと夏を越し、一息つきたい今日この頃。

しかし、今日のように30℃を超える日には、庭に出る気も失せてしまう。

 

そんな中、涼しい顔で咲いているのがセンニンソウ。

近所の河原や、そこらの土手に自生している。

確か3年前、河原から採ってきて挿しておいた。

ちょうど、バラの花の途切れるころ、びっしり花をつける。

花をつけているときだけ存在感抜群。

ご覧の通り、たくさん咲いてもうっとうしいことはない。

クレマチスの仲間で、フラミュラ系に分類されるらしい。

新枝咲きだから、バラ冬剪定の邪魔にはならない。

ただし、葉に毒があり、馬も口にしないという。

で、別名ウマクワズ。

何という無粋なネーミング!

センニンソウという名は、種の周りのモワモワが、仙人の白い髭に似ていることからつけられたのだとか。

こっちの方がいいに決まっている。

 

センニンソウのさり気ない花は、どこか奥深い山の潅木に絡まっているのがふさわしく思える。

そこには、仙人とはいわないが、白髭の痩せた老人1人、イワナを釣っていそうな気がする。

老人の小屋には、山奥に分け入って採ってきた薬草毒草が吊るされていて、ほのかに独特の香りが漂っているに違いない。

あるとき、老人は、渓流の岩場に1人の少年が倒れているのを見つける。

老人は薬草の知識を駆使して少年の手当てをし、・・・と物語が続きそうな花でもある。

センニンソウは生薬として、扁桃炎の治療に用いられるらしい。

薬と毒とは裏表なんですねぇ。

 

明日こそは早起きして、すべてのバラに肥料をまこう!!