上海森ビル

家の前にどーんと森ビルが建っている。今年１０月のオープンを目指し、突貫工事だ。

真夜中も工事をやっていて、飛び散る火花が美しい。時々「どっかあああん！！」とものすごい音が響くことがあるのだが、鉄筋でも落っことしているのだろうか。

１０１階建て、４９２メートルとなり、数ヶ月は世界第一位の高さとなるらしいが、マレーシアだかどこだかのビルにすぐに追い抜かれるらしい。まあ、ドバイに建設中のビルは目標の高さが決められていないらしく、気分で「もう少し高くしてみる？」みたいに進んでおり、７００メートルを目指しているらしい。

森ビルがあるあたりは上海タワーもあり、証券取引所があり、金融系の会社、弁護士事務所などが結構集まっているところなのだが、何せ生活が不便。更に河を渡って来なければならないので地下鉄ならいいが、トンネルやら橋をタクシーやバスで渡ってくるとなると、大渋滞。５分ぐらいうんともすんとも動かないことがある。

更に開発中の場所なのでまわりは空間が広がるが工事だらけ。自分がそんなところに住んでいるというのが信じられないくらい変な場所だ。ただ、開発中なので人があまりおらず、田舎から出てきた嫁には心地いいらしい。

今は空間があるが、がんがんビルが建っていくのでいつ、目の前に高級マンションやらオフィスビルが建てられるかわからない。今のオフィスも森ビルがばーーんと目の前に見えているが、森ビルに外壁が取り付けられる前はタワーが半分ぐらい見えていたのが、今では3分の１ぐらいしか見えなくなってしまった。更に目の前には古いアパートがあり、いつ壊されて新しいビルが建つのかと予断を許さない感じだ。

自分のマンションもいつまで森ビルが見えることやら。