靖国参拝②

昨日は気になっていたが、中国ではデモのようなものは起こらなかったようだ。

TV、ネットで見る限りは中国の日本大使館前に抗議をする人が居たとか、ネットの掲示板では非難の嵐が吹いたとかの情報しかわからなかった。

政治的には北京の日本大使館から注意喚起のメールが何回か送られてきたり、在日中国大使が町村外相を呼び「小泉首相の対応は日中関係を最悪にした」と非難し、日中外相会談は難しいと述べたり、小泉さんの訪中計画が困難になってきたりという動きのようだ。

それに韓国まで割り込んできて、どっと疲れが出た。

心配して清華大学MBAのメールボックスを覗いてみたが、幸いそれ系の発信は一件も無かった（不思議なことに）。自分の時なんて一挙に30件ぐらい非難、中傷、呼応して決起を呼びかけるメールが飛び交っていたのに。

小泉さんは今回「他国へ配慮して」自分の硬貨を賽銭に使ったり、本殿に上がらなかったり、署名しなかったり、拍手を打たなかったり、正装しなかったりしたそうだ。だが、これが配慮だとわかる中国人が何人居るだろうか。行くことを問題にしてるのであり、「行き方」ではないのだ。

幸い中国ではロケットの報道一色だったようだ。
kacchanyamaさんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/kacchanyama

はっきりいって、第三次世界大戦や、ものすごく大きな長期にわたる揉め事が日本以外の国と起らない限り、教育のシステム、中国政府の情報操作と情報利用の姿勢、日中戦争を体験した多くの人たちの叫びがある限り、例え靖国参拝を止めたとしても反日の精神は変化しないと思っている。

はらけんさんも言ってるように、せめて自分の周りだけでも配慮の意味や、日本が中国に対してやってきたことへの思いや、中国政府に対する考えなどを解ってもらうという「草の根」しかないのではないだろうか。
http://blog.livedoor.jp/hara_inu/

現在清華大学の経済管理学院で学ぶ日本人同士が嫌な気持ちにならないように祈るばかりだ。