デコレーションはシンプルですが、味は良かったです。
昔のケーキと比べて、決定的な違いは、
乳脂肪分の違いと思います。
脱脂粉乳の牛乳を、飲まされた世代ですから、
ちちあぶらが、入っているだけで、旨味を感じます。
昔は、料理全体に、油っけが無かった。
油っけが有っても、その油が、不味かった。
昔は、豚の油が不味かった。
今は、豚の油が美味しいです。
以前も書いたと思いますけど、
私のリアル鬼瓦叔母は、
油を鉄板にひくのに使った、どろどろの、油の塊を食べるのが、好きでした。
本当の地獄の鬼とは、こんな感じなんやろな、と思って見ていました。
食べ物が無かった時代の人ですから、
しかし、幼気(いたいけ)な少年は、見てて怖かったです。
昔のパン屋は、駄菓子屋兼、ちょっとケーキ屋兼、ちょっと和菓子屋でした。
ガラス張りのショウケースの中に、そこらへんの安もんとは、ちゃうぞ、と
派手な着色料を使った、ショートケーキ、カップケーキもどき、
のような物体が、いつから有るねん、が鎮座していました。
鼻を垂れた、坊主頭の、一年中、ランニングシャツと半ズボンのガキんちょ、
には、食べた事がないので、味が分からず、
只々、見た目が綺麗な餌でしかないのです。
あの頃のテレビのコマーシャルで、
タンパク質が足りないよ。を連呼するのが有りました。
タンパク質が足りないと、鼻水も、透明なのが出ます。
貧乏の証明です。
マスクや、包帯は、病人らしい病人で、
それをしてるだけで、カッコイイと思っていました。
マスクができるのが、羨ましかった。
昔のマスクは、ガーゼを重ねた物で、
口だけ覆うサイズで、鼻までしたら、小さいし、息苦しいし、
その上、口に当ててる、ガーゼが口に入ってきて邪魔でした。
お医者さんでも、診察する机の上に、灰皿を置いていて、
タバコを吸うのが、当たり前で、何しに行ってる事やら分からなかったです。
治療は、喉の扁桃腺が腫れてるか見て、
そこに、金属の棒の先に綿花を巻き付け、
紫の液が入った瓶に浸し、扁桃腺に、ぐりぐり塗り付けて終わり、
苦かったです。
帰りに、頓服の入った袋と、飴ちゃんを貰ってました。
注射は、熱が有ると、うたれ、
アンプルの瓶の首の部分を、小さなヤスリみたいので、
くりくり、擦(こす)り、ペキッと折り、
注射で、チューと、吸い取り、
上に向けて、針の先から、ちょっとだけ出してから、うたれました。
涙が、ちょちょぎれ、ました。
取りあえず、ここまで。
続き。
根性が有って、大和魂の男の子は、泣いてはいけません。
お医者さんの先生にも、
男やったら、泣くな ! ちんこ付いとんのか !
と、無慈悲な言葉をかけられます。
付いてたっけ ?
寒い日は、めり込んで、どこに有るのやら。
パオーンも出来ません。
お耳の部分も、ちっさく、アフリカではなく、アジアタイプです。
お下品です。
昔のガキんちょは、一年中半ズボンで、履いてるパンツも、ゆるゆるでした。
そのおかげで、おしっこをするのに、
いちいち、前のジッパーを開けるなんてせず、
貧乏な子供のズボンには、ジッパーさえ無かったのですが、
履き古して、ゆるゆるになった、片足の裾から、出すほうが楽で、
ほっといても、ちょっとだけ、こんにちわ、をしているような状態です、
だから、可愛い奴を引っ張り出し、どこでも立ちしょんをしていました。
昔のジッパーは、ボロくて、すぐに壊れ、
その上、出したちんこを、よくはさんでいました。
あの痛さは、たまりません。
はさんだジッパーを、ゆっくり下ろす時の緊張感、
はさんだまま、になったらどうしよう。
ちんこ出したまま、歩かなあかんのか、
このまま、ずっと痛いんか、
このまま、おしっこするんか、
下に穴が空いたらどうしよう、
下から出るんか、
自分の人生終わりやと、頭の中で、逡巡します。
ちんこの話が、止まりません。
goo さんごめんなさい。
気に入らんかったら、削除してもらっても結構です。
ちんこ事件は、まだまだ有るのですが、
このぐらいにしときます。