こういう事故は、世界中で何度も起こっている。
なのに、また、起こってしまった。
日本では、明石の花火大会の歩道橋事故です。
基本的な事は、全く同じです。
イベントで人が狭い所に密集して、
そこに後ろから、どんどん押し寄せてくる。
そして、体の小さい人間が胸を圧迫されて、息が出来なくなる。
柔道の寝技でも、けさ固めで、胸の上に相手の体重が乗ると、
息が出来なくなり、それだけで参ったをする場合があります。
それも、技の内です、しかし、昔、家に忍び込んだ泥棒を、
そこの家の高校生が取り押さえ、長くけさ固めで押さえ込んだ結果、
息が出来なくなり、死んでしまった、そういう事件がありました。
どちらにとっても、悲惨な事故です、それだけに、人間は簡単に死にます。
柔道は、死ぬかもしれない経験が出来ます。
だからこそ、死ぬかもしれない危機を回避できます。
明石の事件の時も小さい子供が死にました。
連れて行っていた親は、悲惨でしょう。
あの時にも思いましたが、死んだ原因は、主に胸を圧迫されての窒息です。
だから、そうならないように、上に行くか、下に行く事です。
子供なら肩車する、或いは、しゃがんで足元の隙間の空間に行く、
普通に背の低い女性や子供は、大きな男の胸、腹回りに囲まれて、
圧迫されます。
せめて出来るものなら、自分の肘を曲げて、自分の胸の前に持って行き、
少しでも隙間や空間を作ります。
棒のように、真っ直ぐ立っているのが一番ダメです。
じっとそのまま成り行きに任せるんではなく、常にもがき続けて、
隙間を作り続ける。
これは、寝技で押さえ込まれた時の、逃げる為の基本です。
相手との間に、自分の手を入れるか、足を入れる、出来れば膝を入れる。
足は手よりも力が強いので、押しやすいし大きいから隙間を作りやすい。
とにかく、こういう、人がいっぱい集まるイベントでは、
なにかしらの事件が起こりやすいから、行っても、中心に近づかない事です。
いつでも、逃げれる余裕を持っておく事です。
真ん中に行く時は、死ぬかもしれないと、考えましょう。
特に女の人は、肉体的には男より弱いんだから、男がいっぱいいる所には、
あまり近づかない方が無難です。
それでも、若い時は仕方がないのかもしれません。