現行スカイラインは本当のスカイラインなのか? 型式名はVQで要するに米国向けの「インフィニティ」にスカイラインのバッジを付けただけの車だ。
スカイラインは日本車としては珍しく伝説、神話を持つ歴史ある車である。その伝説・神話の元になったのが3代目、「愛のスカイライン」の「ハコスカGT−R」である。その最大の特徴はエンジンであった。レーシングカー”ニッサンR380”のGR8型エンジンをディチューンした4バルブ直列6気筒のS20型エンジンだ。未だに人気を誇る名車であるがわしにとってのスカイラインはむしろ「ケンメリ」の4代目である。
特にそのスタイルが好きだった。特徴あるリアフェンダーのサーフィンラインをいかしたあの流麗なリアビューに惚れこんだものだ。それにあのテレビコマーシャルが良かった。コマーシャルに使われた北海道美瑛のあのポプラの木は今でも「ケンとメリーの木」として観光名所になっている。しかしケンメリGT−Rは排ガス規制という時代の流れに対応できずわずか197台の生産で打ち切られた。
その後5代目「ジャパン」はふるわず、6代目「ポールニューマン」がマイナーチェンジで「鉄仮面」になって少し持ち直すが7代目「7th」でまたぽしゃり、89年の8代目のR32のGT−Rで完全復活するまで長い低迷の時代を過ごすことになった。
R32はレースで勝つことを目的に当時の日産の持てる最新技術を総動員した車であり、その登場は他のメーカーにも大きな影響を与えた。その後R33、R34とその系譜は続くがR34で直列6気筒のスカイラインの伝統は終わるのである。冒頭で言ったようにその後のスカイラインはV6エンジンを積んだインフィニティのバッヂを貼り替えただけの車と成り果てる。今GT-Rは復活しているがもはやこれは「スカイライン」と言うべき車でない。
スカイラインのコンセプトはあくまで直6の小型スポーツセダンであり、V6大型ラグジュアリーセダンではないのだから名前を変えるべきだ。
スカイラインは日本車としては珍しく伝説、神話を持つ歴史ある車である。その伝説・神話の元になったのが3代目、「愛のスカイライン」の「ハコスカGT−R」である。その最大の特徴はエンジンであった。レーシングカー”ニッサンR380”のGR8型エンジンをディチューンした4バルブ直列6気筒のS20型エンジンだ。未だに人気を誇る名車であるがわしにとってのスカイラインはむしろ「ケンメリ」の4代目である。
特にそのスタイルが好きだった。特徴あるリアフェンダーのサーフィンラインをいかしたあの流麗なリアビューに惚れこんだものだ。それにあのテレビコマーシャルが良かった。コマーシャルに使われた北海道美瑛のあのポプラの木は今でも「ケンとメリーの木」として観光名所になっている。しかしケンメリGT−Rは排ガス規制という時代の流れに対応できずわずか197台の生産で打ち切られた。
その後5代目「ジャパン」はふるわず、6代目「ポールニューマン」がマイナーチェンジで「鉄仮面」になって少し持ち直すが7代目「7th」でまたぽしゃり、89年の8代目のR32のGT−Rで完全復活するまで長い低迷の時代を過ごすことになった。
R32はレースで勝つことを目的に当時の日産の持てる最新技術を総動員した車であり、その登場は他のメーカーにも大きな影響を与えた。その後R33、R34とその系譜は続くがR34で直列6気筒のスカイラインの伝統は終わるのである。冒頭で言ったようにその後のスカイラインはV6エンジンを積んだインフィニティのバッヂを貼り替えただけの車と成り果てる。今GT-Rは復活しているがもはやこれは「スカイライン」と言うべき車でない。
スカイラインのコンセプトはあくまで直6の小型スポーツセダンであり、V6大型ラグジュアリーセダンではないのだから名前を変えるべきだ。