ボウラー仁義(仮題)

ボウリングは休業中
更新はドクターイエローを見かけるくらいの頻度で

583系、東海道を駆ける

2009年07月05日 | 鉄道
根府川駅に降りると、ホームの両端にはすでにいくらか人だかりが。
予想していたとはいえ、押し合い圧し合いはゴメンなので駅を出て谷を挟んだ反対側まで歩く。
山道を登って行った先の、駅を見下ろせるポイントにも数台の三脚。
地図によるとこの先まだ登っていけるようだったので
欲張って進んでみたものの視界が開けた場所はなく、
結局一周回って戻ってきたら、さっきより人数増えてた。
こりゃモタモタしてたら撮る場所なくなりそう、ここに決めるか。


お天気が良かったら、バックに相模湾を大きく入れたかったところでしたが。
それと、両側の防風柵がない頃はもっと低い位置からいいアングルで狙えたのになあ、と
ベテランの方が嘆いておられました。


583系は、世界初の寝台「電車」。
ブルートレインが機関車に引っぱられているだけなのに対し、
こいつは自分で走れるってわけです。
加速や方向転換の面で有利。
そして、昼間は普通の座席、夜は寝台にトランスフォーム!できるという
画期的かつ便利この上ない特徴を備えており、
まだ新幹線網が今のように発達していない頃は
全国あちこちで昼夜問わずの活躍をしていたそうですよ。
今では定期運行はほとんどなくなり臨時列車等で細々と走るこの583系、
今回は「東海道線全通120周年記念」号としてはるばる秋田から出てきてくれました。





今年の夏は、こいつの"なれの果て"も見ておきたいです。