島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

大人が元気になる本

2012-09-01 21:25:18 | Weblog
みなさんは大人が元気になる本に出会った事がありますか?

島ちゃんの妹である島田妙子が執筆した書籍「e love smile~いい愛の笑顔を~」を本日改めて読んでみた。

この本は島田三兄妹が子どもの頃、実父、義母から受けた壮絶な虐待の日々を綴った本である。

初めてこの本をよんだ時には嗚咽が出るほど泣いた。

壮絶な虐待を受けながら生き抜いてきたのに・・・。今から幸せにならなければならないのに・・・。

パパは幸せだったのだろうか・・・。

親にまだまだ甘えたい歳頃に新聞配達をしそのお金すら親に吸い上げられ、ろくにご飯も食べさせてもらえず、飼い犬の餌を食べ空腹を満たす

のが精一杯。

妙子ちゃんも新聞広告の食品を画を切りぬき、眺めて食べた気になるのがやっと。

日々、ひどくなる虐待に島田三兄妹は力を合わせ、支え合い、絆を深め生き抜いてきた。

当時の壮絶な虐待の事を話されたときは正直作り話しかと思ったくらいだった。

不思議なことにそんなにひどい虐待をされていたにも関わらず、実父、義母の事を憎む言葉は全くなかった。

私が「なんて親や!」と言った時に妙子ちゃんも、パパも「疲れてたんやで。かわいそうな人や。弱い人やったんかもね。」といって

憎む気持ちは全くないと言った。それは自分でもなんでそんなふうに思うのかも分からないと言った。

改めて「e love smile」の本を読んだ。

初めて読んだ時と全く違う気持ちになった。

優しい気持ちになり、息子たちを愛おしく思った。

そして妙子ちゃんの口癖でもあるように、悪い事以外はなんでもやる!とパワーが湧いてきた。

生きていれば必ず、誰かと関わっていく。自分の子どもでも自分の所有物ではない。ちゃんと人格がある。

パパと結婚するまで私は人と関わるのが煩わしいと思い、家族や、仕事などでどうしても関わる人だけで十分、と思い深入りをさけ

冷めた付き合いをしてきた。

結婚なんて全くする気なんてなかった。

そんな冷めた私にパパは私の事をいつも心配し、自分のことより私の事を一番に考えて行動してくれる人だった。

妙子ちゃんも同様に私をすぐに受け入れてくれ、パパと同じように私に表面だけでなく心の付き合いをしてくれた。

なんでこんな風に、人にやさしく出来るんやろ??って思ってた。

それは島田三兄妹の生い立ちにあるのかもしれない。

島田三兄妹の長男もとても人情派の人。

パパが亡くなってからもずっと私や子どもたちの事を気にかけてくれる。

明るく、気が優しく、力持ち~!!




我が息子たちも大兄が遊びに来るとおおはしゃぎ(*^_^*)

久しぶりに本を読んだらいい気持ちになった!

たくさんの人にこの本を読んでほしいな!

いつも難しい本を読んでる人。ちょっと息抜きしませんか?

あまり本を読む機会のない人。ブログを眺める感覚でこの本を眺めてみませんか?

疲れてるな・・・って感じる人。リラックスタイムに本を手にしてみませんか?



(アマゾンで購入出来ます。)

注意:電車で読むときは涙にお気をつけください。
   いかなる時もハンカチをお忘れなく!