島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

神様

2011-10-01 16:45:47 | Weblog
昨日、仕事から帰ってきたら長男坊が「プールの試験合格したよ」

と私に嬉しそうに報告をくれた。

長男坊、週に一度スイミングに通ってる。私も毎日、健康維持の為に仕事から帰ってきてプールに通ってる。

夜のプールにはおじちゃん、おばちゃんが多い。私がプールに行く時に長男坊は必ず着いてくる。

毎日通ってると、顔見しりになり、そこで、一人のおっちゃんに出会った。

おっちゃんはとっても優しい笑顔で「毎日、泳ぎに来て感心やね。僕、何年生や?」って聞いてきて、「1年生です。」って答えた息子に

おっちゃんは「よし、そしたらおっちゃんと一緒に泳ごうと」毎日、私たちが来るのを待ってくれて一緒に泳いでくれます。

おっちゃんの水泳歴は相当長く、70歳とは思えない体力、そしてとっても綺麗に泳ぎます。

長男坊はそのおっちゃんに教えてもらって12メートルほどしか泳げなかったのにたった10日で50メートルを泳ぐようになった。

長男いわく「スイミングのコーチより面白いし、わかりやすい」そうです。

母としては、月謝を払ってるとこよりわかりやすいとは・・・とちょっと複雑。

おっちゃんのお陰でメキメキと上達した長男坊はスクールの昇格試験に合格しコーチに「すごい上達したな。ビックリや。」と言われたらしい。

そして、昨日、私がプールに行く時に長男坊が走ってきて「プールの神様に合格したよ。ありがとう。と絶対に言っといてな」と伝言を

預かり、早速プールでおっちゃんに長男坊の事を話すと「そうか、そうか、良かった。長男坊君はセンスあるしとっても素直やからこれから

もっと伸びるよ。おっちゃん、長男坊君がガンガン泳げるのを見届けなけれアカンから、長生きするわ。」とにっこり。

おっちゃんはいつもご夫婦で来られていて、奥様が「毎日、長男坊くんの事を自分の孫のようにはなしてるのよ。いつでも、家に遊びに来なさい。」

っていってくださいました。

パパが病気で亡くなったこと、パパは病気と闘って強かったこと、長男坊はおっちゃんに話してたみたいで、余計におっちゃんは長男坊を

気にかけてくれるようになったと奥様が話して下さいました。


そんな、おっちゃんのことをいつの間にか長男坊は「プールの神様」とよんでいた。