八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。八戸市是川字横山。
2022年10月1日(土)。
八戸の歴史と縄文土器
深鉢形土器。縄文時代早期。牛ヶ沢(4)遺跡。法量43.8cm。
縄文時代早期中葉の物見台式土器である。底部が乳房状で、口縁部が内反している。文様は貝殻の腹縁部分を用いた刺突や、棒状工具を用いた押し引きによるもので、器面全体に幾何学的できれいな文様が施されている。
狩猟文土器(深鉢形土器)。縄文時代後期。市子林遺跡。法量31.5cm。
縄文時代後期初頭に位置づけられる土器である。土器の縁が波状になっている深鉢形土器で、表面に弓矢や動物などのモチーフがみられることから、狩猟の場を描いたものと考えられる。この土器は東北地方にのみ点在して出土例が少なく、貴重な資料である。
是川縄文館と是川一王子遺跡、風張1遺跡を見学後、太平洋岸へ向かい、八戸市の蕪嶋(かぶしま)神社、葦毛崎展望台、国名勝・種差海岸(たねさしかいがん)を見学した。