Invalid Life

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まだまだ続ける入院ネタ 退院編

2006年12月03日 14時43分58秒 | 人生適当語録
半月ほど入院していたんですが、激暇だった割には、退院前日は少し感傷的になっちゃったりして、結構入院生活に馴染んでいたんかなぁと感じました。

退院当日、少し荷物があったので、貧乏ながらも奮発してタクシーで帰りました。まぁ、電車一本で帰ることは出来たんですが、一応まだ病人だったわけでもありまして。と誰に向かって言い訳してるんやろ。

家に近付くにつれて、徐々に見慣れた(っていうか病院近辺も見慣れているけど)景色が眼前に広がってきました。そこで、何故か「懐かしい」という感覚が出てきました。たかだか半月程度見ていなかった風景なのに。

出所した気分に似ているのかもしれません。犯罪は犯したことがないので、本当にそうなのかは不明ですが。

心の準備もなく、いきなり自由が制限された生活になったっていうのが理由だとは思うのですが、それから解放された感覚が、そう思わせたのかもしれません。

自分の部屋に戻ってみても、なんか違和感がありました。不思議な気分です。見慣れた部屋なのに。自分の本来の居場所なのに。少しのズレもない空間のはずなのに。奇妙な違和感だけが感覚に訴えかけてくるんです。

これで思ったことは、自分の居場所を見つけるのは難しいことではなくて、出来ないことではないのかなと。自分の居場所は見つけるのではなくて、作るということが必要なんではないかなと。

前向きに、また自分の居場所を作っていける機会が出来たんやって、楽しんで新しく作っていくのが精神的に一番いいのかもしれません。

しかし、人生後ろ向きなんで、この違和感は何なんだよって追求していくのも、また生き方なのかもしれません。