指輪の跡

この指輪は、夫からプレゼントされたもの......ではなく（残念ながら）、
独身時代に自分で買ったものです。(^ー^;

母の影響で、装飾品を目にする機会は多かったので、
気に入ったデザインで手の届く値段のものを見付けると、
5～6本は見送って、その次には買おうかな...と考えてみる感じでした。
しかし、それも結婚するまでのことで、今では全く買わなくなりましたね。
経済的なことも勿論なのですが、そもそも興味がなくなったというか、
優先順位が変わってしまい欲しいと思わなくなりました。

そんな中で、この指輪は一番気に入ってたもので、
独身時代にはよくこれをつけていました。
表には小さなダイヤが散らばってますが、裏はただの地金のままです。
両方にダイヤだったら買わなかった（いや、買えなかった（笑））と思うほど、
この“片方”だけのデザインが気に入ってました。
ダイヤの方を指先に向けてはめると、輝きが微妙に見え隠れします。


指輪って一度はめてしまうと、ずーっとしたままじゃありませんか？
水仕事をするときも、お風呂に入るときも。
外してどこかにやっちゃったら嫌ですもんね。

しかし、結婚して家事が仕事になると、
指輪をしたままの薬指には、かぶれた跡が付くようになってしまいました。
皮が薄くむけて治ってきても、うっすらと帯状に変色しているような。
金属アレルギーの類いではなく、洗剤がここに残っちゃうんですね。
だから、もう長いことお気に入りの指輪どころか結婚指輪さえはずしたままなんです。
（　ちなみに、夫は結婚指輪を失くしてる（笑）。これはまた別の話ですね。　）

冬が終わる頃、外出のときに久し振りにこの指輪をはめたのですが、
うっかりそのまま指輪アリの生活に入ってしまい、またかぶれてしまいました。
せめて、お風呂に入る前には外して仕舞う習慣にすればいいんでしょうけど、
これがなかなか......それなら最初からしない方がいいと思うズボラ加減で。(^ー^;