5番の刺繍糸

趣味の針仕事・庭仕事・料理を中心に、日々のあれこれを綴ります。

牡蠣の香り焼き

2008年03月11日 | 食べ物のあれこれ


「今日の夕飯、何がいい?」と聞くと、いつもなら「うーん、任せる」という夫ですが、
今日は、じゃがいものシャキシャキ炒め、という明確なリクエストがあり、
よしきた!とふたつ返事で答えたものの、
冷蔵庫の牡蠣を片付けなきゃいけなかったんだ...と思い出して、
急遽、“牡蠣の香り焼き”と“じゃがいものシャキシャキ炒め”、
この、メインふたつでいくことにしました。どちらも、うちの定番メニューです。

牡蠣の旬は秋から冬と思っていましたが、
実は、3月の牡蠣が一番味が濃いそうなんですね。
「いっぺん食べて、試してみて。はっきり分かるから」という話を聞いて、
よし、試してみよう!と、その日ちょうど目玉価格で売られていた牡蠣を、
剥き身で300g、買ってきたのでした。

シーズンは終わったから、という流通の都合で、安いのかな?
それとも、3月は売れないのかな?
とにかく安く手に入って、ついつい300gも買ったようなもので。(^ー^;

まず、牡蠣は塩水で振り洗いをします。
身を持ってフリルのようなところに入り込んでいる汚れを取ります。
ほら、すすいだ後の水はこんな感じ。まだ、今日はきれいな方です。
( 左下の白いものは、照明の反射です。 )



洗い終わった牡蠣。もう、この時点でぷりぷりと美味しそー♪
子供の頃は苦手だったけど、大人になって好んで食べるようになるものって、
いくつかあると思うんですが、この牡蠣はそのひとつじゃありませんか?
私、子供の頃は牡蠣の苦さと独特の風味があまり好きじゃなくて、
食べられないというほどではないけど、好きではなかったですね。
母が牡蠣好きで、牡蠣フライとか食卓に並んでましたけど。



醤油と酒、コショウで下味をつけ、片栗粉をまぶしてフライパンで焼きますが、
まずはこのまま牡蠣を漬けておいて、じゃがいもの方に取りかかります。



じゃがいも~と言いながら、一緒に炒める鶏もも肉の処理を先に。
棒切りにして、また下味につけておきます。これも醤油と酒です。
そして、炒める前に片栗粉を入れて混ぜておきます。
( ちなみに、ボウルは柳宋理のものですごくお気に入り。使いやすいから! )



じゃがいもも千切りにして(マッチ棒ぐらいの太さ)水に晒し、澱粉を出しておきます。
これをしないと、炒めたときに粘りが出てしまいますね。



ザルにあげて、よーく水切り。
このまま(生のまま)炒めますよん。



あとは、フライパンを熱して鶏肉を投入し、
生姜とにんにくのみじん切りも入れて香りを出します。
お肉の色が変わりはじめたら、じゃがいもを入れて炒めます。
合わせ調味料(醤油、酒、砂糖、塩、コショウ)を入れて炒め合わせ、出来上がり♪



牡蠣の方は片栗粉をまぶして色良くフライパンで焼いておき、
同じフライパンに、これも合わせておいた醤油、酒、酢、片栗粉、水を入れてひと煮立ち。
すぐにブクブクと泡が立って、固まってきますよ。
これを牡蠣の上からかけて、出来上がり!



3月の牡蠣は、本当に濃い、いい味でした。
鼻に抜ける、この牡蠣の風味が堪らん!う、う、旨いっ!゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜
私、10月頃が牡蠣の本番かと思っていましたが、これからは3月の牡蠣もトドメに買います。
万歳!春の牡蠣!!(春、とは言い過ぎか...?)

両方とも冷めてもイケるので、明日のお弁当にも入れるつもりです。
今日は久し振りに1時間以上かけて夕食を作ったけれど、
下ごしらえさえしておけば、簡単な料理ですのでもっと手早く出来ますね。
それにしても、作るのにウン十分でも、食べるのはあっという間ね。
まあ、美味しかったっていう証拠なんだけど!(^ー^*)/