獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

ごみ屋敷の住人の特性を考えてみた

2023-06-07 20:43:11 | 雑感
スネエモン

今日は水曜日、朝早く起きて、バスをのりつぎ、いわゆる、ごみ屋敷を見学。

3DKのアパート。足の踏み場がないとはこのことで、玄関はいってもう足の踏み場がない。なんとか見えている床の上に足うらをおいて中にはいる。あしもとは、古新聞がつまれていたり、保冷剤の常温のものがころがっていたりいろいろ。

ただ、不思議なことに、生ごみのにおいや、カビのにおいはしないのが不思議。ちょっとほこりっぽい空気だけど、それほど不衛生とはおもわない。

住人の人に、これはもういらないんじゃないですか? と聞いてみても、どれも、ひとつひとつに思い出があるようで、捨てられないとのこと。

古新聞のたばも、かつて生きていた祖父が毎日読んでいた新聞なのですてられないとのこと。

私が、今では図書館にいけばいつでも縮尺版がみれるよ、と提案するも。そういうことじゃないみたい。

どこで寝ているのですかときいたら、空いているスペースで横にります。ふとんはありませんとのこと。

実にタフだね。私なんかふとんがないと、体のふしぶしがいたくなって熟睡できないけどね。

ごみ屋敷を縁あって見学させてもらっておもったのは、ごみ屋敷の住民は、センチメンタルであり、かつタフな人であるということ。
ひとつひとつのものに、そこに思い出を詰め込める人。そして、ふとんがなくても、どんなせまいすぺーすでも眠れる人。すごいね。
この特性を、どうにかして、世の中に認めてほしいよね。ごみ屋敷であっても、その状態ですめて、まわりからも尊敬されるそんなごみ屋敷の住人もいてもいいね。


NHKの大河ドラマ、どうする家康。6月3日放送分はよかった。とりい、、スネエモンという足軽の物語。毛むくじゃらで、ふとっていて、まわりからは、知恵なし、でくのぼうと、いわれ、軽蔑さる足軽。
でも、ある日、援軍をたのみに、65キロはなれた場所まで、ひとりで、走る。敵がどこかにかくれているのかわからない中、必死に走る。まわりは、きっと、逃げるだろう、裏切るだろうとおもっていたけど、ちゃんと、援軍をつれてもどってくる。

ただ、援軍がやってくるぞという知らせを味方に伝えて、その後敵にはりつけにされてころされてしまう。

とってもいい話。2度見た私。これは、約二たたない障碍者のものがたりであり、アイドルファンとアイドルのものがたりでもある。走れメロスの原型といってもいい物語。

6月10日土曜日、再放送あるので見てみてね。

タフさかげんだと、ごみ屋敷の住人も、スネエモンも同じくらいタフだよね。

いつかごみ屋敷の住人がヒーローになれる時代がくるといいな。
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