獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

全盲視覚障害者でも介護福祉士実務者研修を受講できる? でも、今後は難しいのかも?

2024-03-20 21:11:34 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
あとにつづく人

去年の秋、大阪の福祉専門学校に通って、介護福祉士実務者研修を無事修了できた私。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。

もう10年以上、ヘルパーさんにお世話になっている、ガイドヘルパーさんにお世話になっている私。ヘルパーさんに聞いてみると、ヘルパーさんの時給はだいたい1300円程度。国からの報酬はその2倍以上あるのに、ヘルパーさんは、その半分ぐらいしか給料はもらっていない。あとは、ヘルパー事業所の経費などにあてられているよう。

そこで、考えた、利用者である私自身が、ヘルパー事業所を設立したらどうだろう。もっとヘルパーさんに給料を払えるのではないか。あるいは、事業所の収入で、さらに、私にヘルパーをつけることができるのではないか。そうだ、ヘルパー事業所をたちあげよう。それで、去年の秋に介護福祉士実務者研修の講座を受講し、無事修了。口座を受講させてもらうために、大阪府や、東京都に相談にいったり、専門学校と何度も交渉をしたりと、大変だったあのころ。でも、そのかいあって、全盲の私でも資格がとれた。ありがたい。

あれから半年ぐらいたった、明日、私の携帯に電話。だれからだろうとおもったら、私が、介護福祉士実務者研修を受けた専門学校からの電話。

盲人ウエカジさんのブログを見たという人が、私どもの専門学校に、講座の申し込みをされた。宣伝していただいてありがとうございます。

とうれしい電話。

でも、それだけではなく、

宣伝してもらうのはありがたいのですが、必ずしも、障害者の肩の受講申し込みがあっても、こちらが全員、うけいれることができるとは限らないので、申し込まれた人がショックをうけるかもしれないので、その点は、盲人ウエカジさんのほうでも、周知してください。

そういった電話。

この私のブログを見て、実際に、申し込んでくれた人がいるのね。うれしいね。このブログの目的は、網膜色素変性症のことを世間にしらせしめること、ハロプロ、宮本佳林のことをしらしめることなので、このブログをみて、実際に、アクションをおこしてくれた人がいるというのがとてもうれしい。

全盲の視覚障害者、ヘルパーさんにいつも解除して外出しているような障害者本人が、自らヘルパー事業所をたちあげる。特に、資格取得がむずかしい全盲視覚障害者が、資格を取得して、自ら、サービス提供責任者になって、ヘルパー事業所をたちあげる。障害資本主義の実践。

この輪がどんどんひろがればいいな。どんどん、視覚障害者は自ら、ヘルパー事業所をたちあげてほしいな。そのために、サービス提供責任者の資格をとってほしいね。

ということで、もし、みなさんの中に、介護福祉士実務者研修の受講を考えている方がいたら、今がラストチャンスかもしれません。これからは、受け入れてもらえなくなるかもしれないのので、今、アクションおこしてみてね。

PS
障害者でも、ヘルパー事業所の経営者、管理者になっている人はおおいけど、介護福祉士や介護福祉士実務者研修の資格をとって、サービス提供責任者となっている人は、すくないんだろうな。特に、全盲視覚障害者のサ責って、もしかしたら、私が史上初かも?

といいつつ、まだ事業所の指定許可はでていないんだけどな(笑)


PS
私が受講した介護福祉士実務者研修の講座は、オンラインと通学のハイブリッドで、7日間だけの通学で、資格がとれるのがメリット。これは、全盲視覚障害者にとって、とってもよい口座。専門学校も、視覚障害者限定口座っていうのをやったらいいのにな。ピンチはチャンス。
コメント
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