獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

家事代行業者カジーがなんかいいね。

2024-09-20 22:01:41 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト


カジー

私がまだ大学生だったころ、今から30年前、大学には留学生もいて、留学生には、私のことを、カジーとよばせていた。目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。ウエカジのカジー。

そんなカジーというサイトがあるよう。家事代行をあっせんする会社、カジー

家事援助といえば、高齢者や障碍者に、福祉サービスとしておこなわれるのが一般的だけど、このカジーの家事代行は、そういった介護保険や福祉サービスではなく、まったくの、民間のサービス。なので、国から補助はでない。

お金持ちの家庭や、共働きの家庭の、家にはいって、数時間家事を代行する。そんなサービスがあると知った私。ヘルパーさんからおしえてもらった。

ヘルパーさんは、介護保険や障害福祉サービスで家事援助をしても、時給は1200円ぐらいだけど、このカジーだと1500円ぐらいもらえるとのこと。びっくり。利用者さんはだいたい2500円ぐらいはらいそのうち1500円がヘルパーさんの取り分。6割はヘルパーさんにわたているのね。
介護保険や障害福祉サービスだと5割ぐらいしかヘルパーさんにはいかないけど、カジーだと時給が高いね。さらに、交通費も800円ぐらいでるとのこと。普通の家事援助だと
基本こういった交通費はでないのよね、出たとしても、1日150円とかそういう程度。

なぜ、カジーでは、高い時給が払えて、介護保険などでははらえないのか。不思議。

いかに、かかわる人を減らすかだろうね。福祉だと、ケアプランをつくる人、それを実行するヘルパー事業所などいろいろな人がかかわる。でも、カジーは、ヘルパーは直接利用者を選んで家事代行をするとのこと。ダイレクト。そこが、シンプルでいいんだろうね。会社は、ヘルパーと利用者のもめごとがあったときにだけ入る。

介護保険だと、そうはいかないのよね、いちいち報告書をあげて、利用者の状態がどうだとか、報告し、3か月に一度ぐらいは、その利用者の目標設定をたてなおさないとけない。介護とか福祉は、必ず、アセスメントをして、計画をたてて
サービスを実行する。それをすべて紙などにのこしておかないといけない。これがとっても手間なのよね。

これからは、介護保険もどんどんきびしくなって、介護サービスを受けられないお年寄りも増えるし、カジーはこれからどんどんのびるだろうね。

カジーは、家事代行のあっせん、マッチングをしているよう。今は、日雇い労働は、タイミーというマッチング会社が、最大手だけど、家事代行にも、日雇いのタイミーみたいな仕組みをつかった会社がどんどん参入してきているのね。

障害資本主義をとなえている私、障害者と健常者がパートナーになって、その障害者のためのヘルパー事業所を一緒に経営していく、それがとてもよいとおもっている私。だけど、なかなか、その障害者にふさわしい、相性のあう、健常者のパートナー、ビジネスパートナーがみつからないのよね。そこをマッチングアプリみたいに、ひきあわせができたらな。そうすれば、障害資本主義がどんどんひろがっていくのにな。

 

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2 コメント

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Unknown (名無し)
2024-09-21 00:17:56
障害のある人と健常者、健常者が大分助けて負担が大きいイメージがあるんじゃないですかね。
助ける気持ちはあるけど、助けてもらうのが当たり前だと思っている障害のある人って多いです。
公はそれは助けなければいけないけど、一般人はそこまで余裕がないです。健常者も障害のある人と絡む事で何かしらのビジネス的なプラスにならないと中々難しい気がします。
そのプラスな部分、ビジネスなら直結で金銭的な事ですが、プラスになるビジネスのスキームが出来れば良いですよね。
国からの補助だけでなく。
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Unknown (デスペア)
2024-09-23 00:20:42
ビジネスになれば、お互いがウィンウィンになるので、そういう仕組みをひろげていきたいとおもいます
返信する

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