獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

小樽港から京都舞鶴港まで 全盲視覚障害者ひとりで 新日本海フェリーにのった。ツーリスト客室 5550円。

2024-03-17 23:59:55 | 網膜色素変性症と私
22時間

昨日3月16日土曜日、札幌で宮本佳林の春ツアー初日。大阪から、JALで当日札幌入りの私。目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。障害者割引で8730円の航空運賃。とってもたすかるね。

佳林ライブを昼夜みて、夜公演終わって、JR琴似駅に20時すぎに到着し。そこから、JR小樽築港駅。その北口のエレベーターで地上におりて、目の前、左前方に、新日本海フェリーのバス停。土曜日の夜は、21時20分発。10分で、ふぇりーたーみなるへ、ここも障害者割引で240円のところ、120円ののバス運賃。

21時40分には小樽フェリーターミナルに到着し。22時40分に乗船開始で、23時30分に小樽港を出港。22時間かけて、京都の舞鶴港へ。到着は3月17日の夜21時15分。フェリー運賃は障害者割引で5550円。ツーリストという一番安い客室、2段ベッドが5つぐらいあって、店員10名の部屋。

盲人ウエカジ的新日本海フェリー アカシア号の客室のポイント

1、手引きと説明

事前に、ネットで予約したときに、目が悪いこと、盲導犬はない、白杖をつかって単独歩行ができること、乗泉寺下船時に手引きをおねがいしたいことを伝える。

その連絡がちゃんといっていたのか、小樽港でも、舞鶴港でも、スタッフが乗船と下船を手引きしてくれた。ありがたい。
それに加えて、乗泉寺に、船内案内をしてくれた。私がとまる客室、男子トイレ、給湯室、売店、多目的トイレ、タモクテキ浴室、大浴場男風呂を、丁寧にせつめいしてくれた。一緒にその部屋にはいって、説明してくれた。大浴場では、下足だな、100円ロッカー、脱衣かごなどさわらせてくれた。30分ほどの船内案内。
これがとてもたすかった。船内のレイアウトがあたまにあるう程度はいって、その後22時間は、ほとんど、スタッフやほかの客の手引きはうけずに、自由に船内をあるきまわれた。

簡単にアカカシヤ号を説明すると。乗船したところが4階フロア、客は、4と5と6階だけしか移動できないよう。6階にはみにしあーたーみたいな会議室があり、昼間は、ミニヨンズとかの映画を無料でやっていた。

私の客室は4階、正式には、ヨンゴーハン、4甲板というらしい。その4階には、つーりすとのきゃくしつ、売店、ゲームセンタ、、総合案内、男子トイレ、女子トイレ、給湯室がある。

総合案内には、だいたいスタッフがいる。売店は、空いている時間がきまっていて、11時から12時とか、13時30分から14時30分までとか、コマギレ。ゲームセンタpでは、なぜか、モーニング娘。のラブマシーンがときおりきこえてきた。スロットとかがあるよう。

売店の品物の値段は、コンビニ価格に30円プラス程度で、とってもりーぞなぶる。ペットボトルは190円、スーパーカップのアイスソウバニラは180円、カップヌードルは260円、グサイズは300円ぐらい。良心的な価格。そのほかに、おみやげようの、生キャラメルとか、メロン味、パスカップ味のキャラメルとかもうっていた。菓子パンとはほとんどなく、お弁当とかおにぎりはなかった。

食堂は、朝、昼、晩あいていて。朝は1000円の定食、昼は、ラーメンチャーハンセットが1000円、かけそばが500円、夜は、ほっけ定食やが1600円、ハンバーグ定食が1300円。私は、家から持ってきた、菓子パンとカップ麺でしのぐ。遠征の鉄則は、食費にお金をかけないこと。

給湯室では、、給水サーバー、熱闘蛇口があり、この熱闘蛇口からのあついお湯で、自分でカップ麺にお湯をそそげる。私は、マイボトルをもっていっていたので、そこにインスタントコーヒーをいれて、おゆをそそいでおいしいホットコーヒー。

男子トイレの個室にはちゃんとウォシュレットあり、小便器もあり、洗面台も6つぐらいあり、つかいやすかった。

私の客室ツーリストは、客がまったくいなくて、独占状態。おそらく、スタッフが配慮してくれて、あいてい部屋を、つかわせてくれたのだとおもう。客室ドアは押しあけるタイプだけど、バリアーフリー客室のドアはスライドドアとのこと。うれしいね。

客室のくわしい様子は、盲人ウエカジチャンネルをみてね。

2、バリアフリー

私は、過去に、ひとりで、オレンジフェリー、サンフラワー、めいもんたいようフェリーにのっているけども、新日本海フェリーのバリアフリーはいまいち。名門太陽フェリーでは、客室の前の通路のてすりには、かならず、その客室の部屋の名前が点字でうってあったけど、新日本海フェリーでは、この部屋せつめいがなし。通路のテスリはあるものの、ところどころに、こちらが、エントランス、こちらが、ツーリストというふうに簡単な点字。

男子トイレ、男子浴室のところにも点字はなく、スタッフに事前にここが男子トイレ、男子浴室とおしえてもらわないと、わからないね。

ただ、てすりの点字はほとんどないけど、点字案内板が、いたるところにあって、点字をスラスラよめる人は、その点字案内板をさわって、はあくするのかな。でも、中途視覚障害者にとっては、情報量の多い、点字案内板はよみこむのがひとくろう。その点字案内板にもツーリストの部屋番号はなく、ただ、ツ、ツと表記されているだけだった。ツーリストの部屋はA1からA15ぐらいまであるけど、すべて、点字だと、ツのひともじだけだった。

うれしいのは、障碍者用個室浴室。多目的トイレのおおきさの個室のお風呂があるのがいいね。ただ、私は、それは使わず、大浴場を利利用。100円の返却式コインロッカーが脱衣場にあり、そこに貴重品をあずけられるので安心。私は、めかくしをして、私が盲人であることを、ほかの利用客にあきらかにするためにタオルを目にまく。それでおふろに入る。事前にスタッフに浴室のレイアウトをおしえてもらっていたのでちゃんと体も洗えて、大浴槽にもはいれた。足をのばしてゆっくりできるのはいいね。朝は6時から18時まで、大浴場はあいているよう。

あと、フェリーの乗客にもよく声をあをかけてもらった、白杖と黄色い盲人ジャケットをきてうろうろしていると、声をかけてくれる客がおおかった。22時間ととくにすることがないので、みんな積極的に声をかけてくれた。ありがたいね。

3、ネット環境

まず、フェリーの中ではネットがつながらない。フェリーの無料ワイファイがあるときいていたけど、う海の上にでてしまうとネットはつながらない。ワイファイもつかえずでも、レストランのカード決済はでる、ただ売店は現金の身。

19時40分ごろから、京都舞鶴港にちかづいているせいか、ネtットがつながるようになる。そこまで一切ネットはつながらない。私は、事前にポッドキャストのハロプロ研修生の番組をダウンロードしたり、HDDレコーダーのDIGAおの番組持ち出し機能で、アイフォンにバリバラの番組を転送しておいてよかった。
時間をつぶすのが、ほんと、難しいね。なので、私は、部屋で、動画をさつえいしたりしていた。アイフォンの容量がすくなく、途中で、動画撮影がストップしたりした。

目が見えれば、映画をみたり、ゲームセンターであそんだり、あとは、仲間がいれば、カードまーじゃんとかトランプとかすれば時間がつぶせるけど、盲人ひとり旅は、時間をつぶすのが大変。

4、舞鶴港から大阪へ

京都、舞鶴港に到着したのは、3月17日日曜日の21時5分。10分jはやく到着。フェリーがとうちゃくしたら、フェリーターミナルはすぐで、21時15分には、舞鶴港のフェリーターミナルの受付に到着。21時30分、ターミナル前のバス停から、高速バスで三宮駅へ。バス停はターミナルの出口でてすぐ目の前なので、安心。

この21時30分の三宮駅ミント前にいく、高速バス、事前予約制で、障害者料金1080円。3列独立シートで、ゆったり。このバスにのれないと、私は、その日のうちに、自宅にもどれない、。舞鶴のホテルで一泊しないといけない。この時間だと、JRをのりついで大阪、そして、阪急岡町駅にとうちゃくすることは不可能。なんとか大阪まではいけても、そこから、阪急電車にのることはできないので、大阪で一泊しないといけない。
21時30分の高速バスにのれれば、三宮駅前に23時26分に到着。JR三宮駅23時36分はつの電車にのれば、大阪、そして阪急岡町にたどりつける。この21時30分の高速バスにのれるかひやひやだったけど、フェリーがはやくついてくれてありがたかった。受付の人にきくと、当然、海の状態によては、到着がおくれることもありますとのこと。10分も早くついてよかった。

そして、21時30分の三宮ゆきの高速バスも23時15分には、三宮駅前、ミント前に到着。はやくついてくれてよかった。

このミント前バスおりばははじめてなので、ガイドヘルパーさんに来てもらって、手引きをうけて、無事自宅にもどってこれた。ガイドヘルパーさんは23時から深夜1時までのためだけに、私を手引き。ありがたいね。2時間のためだけに、きてくれて感謝。いくら時給が1.5倍になるといっても、この2時間での収入は4600円程度。ほんとありがたい。ガイドヘルパーさんは、私を自宅ままで手引きしてkる得たあと、自転車で、真夜中30分かけて家にもどったよう。ありがたい。

今回の、1泊2つ、弾丸大阪札幌遠征。多くの人にたすけられた。ガイドヘルパーさん、スタッフはもちろん、通行人、佳林ちゃんファンなど多くのひとにたすけけてもらった。ほんとありがたい。この感謝の気持ちを、私も佳林のように、なんらかのパフォーマンスでかえしていかなきゃね。

私の今回の、大阪、北海道の遠征費はいかのとおり、合計19260円

自宅から関空まで 阪急電車240円、空港リムジンバス900円

飛行機 関空から新千歳空港 8730円


JR新千歳空港からJR余市駅までの運賃 1220円

JR新さっぽろ駅から地下鉄、コトニ駅まで 360円

札幌ペニーレインからタクシーでJR琴似駅 670円

新日本海フェリー 小樽築港から京都舞鶴港 5550円

京都舞鶴港から三身や駅前 高速バス 1080円

三宮から阪急岡町まで 390円

合計 19260円


PS
5月18日土曜日、札幌ファクトリで、宮本佳林のセカンドアルバム、スパンコールの発売記念ミニライブがある。こちらもいってみようかな?今度は、三宮駅からガイドヘルパーなしで、ひとりでいけるよう、ミント前から阪急の改札まで、ひとりでいけるようにしたいな。

解説動画 盲人ひとりフェリーに乗る 新日本海フェリー アカシヤ号 小樽から舞鶴 その② 5階フロア大浴場多目的浴槽多目的トイレレストランなど


解説動画 盲人ひとりフェリーに乗る 新日本海フェリー アカシヤ号 小樽から舞鶴 その② 5階フロア大浴場多目的浴槽多目的トイレレストランなど


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