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<「デザインがわかる8号」ワールドフォトプレス>
◆雑誌「デザインがわかる8号」に記事を書きました
【自己紹介】
こんにちは!
「工業デザイン相談室」の木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。
新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」(第2版)好評発売中
「売れる商品デザインの法則」(第2版)好評発売中
記事の目次
デザイン相談室の目次 デザインの考え方と運用について
デザインのコツ・ツボの目次 商品企画とデザインワークについて
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■雑誌「デザインがわかる8号」に記事を書きました
雑誌「デザインがわかる」は、工業デザイナーの愛読書「モノマガジン」を発行している出版社ワールドフォトプレスが出している大型のムックで【デザインが本当にわかって楽しめる本】として、「さまざまな企画を通して『デザインとは何か?』を明らかにしていくシリーズ」です。
2月発売の「デザインがわかる6号」に引き続き、第8号に、また6ページの記事を書かせていただきました。
P102~107 木全の記事「ひと目でわかるデザイン」
「ひと目でわかるデザイン」というタイトルで、ピクトグラムについて書いています。ピクトグラムについては、このブログではまだ紹介していませんが、そこそこ面白くかけていると思いますので、よろしければ、是非書店でご笑覧ください。
「デザインがわかる」自体も、デザインを地球規模から文具レベルまで幅広く多角的に扱っていますので、とても面白いです。私は「デザインのへそ」(文:柏木博)や、特集「昭和―日本の1960年代のデザイン」や、「腕時計を輝かせるブレスレットのかたち」が面白かったです。写真が多く取っ付きやすい本ですので、デザインに興味のある方は是非ご購読されることをお勧めします(笑)。
■ちょっとだけ、内容紹介
という紹介だけですと、どんな記事を書いたかサッパリわかりませんね。
と言うわけで、少しだけ内容をご紹介します。
本文に入る前に、その内容を簡潔に説明した文章を「リード」といいますが、まずは、それをご紹介します。
●「ひと目でわかるデザイン」 リード
「ひと目でわかるデザイン」
新しい文字? ピクトグラムの考察
現代はマーク氾濫時代だ。
なぜそうなったかといえば、マークには、人の「シンボル化」という心理的機能に訴え、感情を呼び覚ます力があるからだ。
一般的にマークのシンボル化には経験や学習が必要なのだが、学習が不要なマークがある。それがピクトグラムだ。
具象的なピクトグラムは見た瞬間、ダイレクトに人の感情を誘う魅力を持っている。日本で初めてピクトグラムが導入されたのは東京オリンピックと道路標識だった。以来、世界中で様々なピクトグラムが次々と作られた。
現代はピクトグラムの爆発的発生期だ。
如何でしょう?なかなか面白そうでしょ?
では、本文も少しだけご紹介します。
●「ひと目でわかるデザイン」 本文 抜粋
おじぎ人とピクトさん
道路標識や製品には○△□など無機的なピクトグラムが多い。それは、ピクトグラムの四つの基準を考えると、具象的な形よりも無機的な図形のほうがふさわしいからだ。
しかし、オリンピックで使われるピクトグラムには人型が使われる。当たり前のことだが、水泳や陸上など競技者のポーズを簡略化しないとその内容を表すことができない。
しかし、人型の絵が使われると、見る人はとたんに、そのピクトグラムに感情移入してしまう。無機的な文字や図形のマークがシンボル化されるのには経験や学習が必要で、感情ラベルのついたシンボルが頭の中に作られるまで、かなりの時間を必要とするが、人型の絵は、見た瞬間に感情を喚起する。
例えば、工事現場によくある騒音のお詫びや危険を知らせる「おじぎ人」や、各種の危険を知らせる「ピクトさん」などがその代表例だろう。
「このおじぎ人は目が笑っているからあまり誠意を感じない」とか、「このピクトさんは頭をぶつけて痛そうだ」とか、単なるマークに一喜一憂してしまう。
単純な絵でしかないピクトグラムにすら感情移入できてしまう人間の能力の不思議さが、おじぎ人やピクトさんの面白さにつながっている。
文体を雑誌に合わせて少し変えていますが、製品のデザインだけではなく、日常の中でも薀蓄になるような話題を提供しているつもりです。この話題以外にも、製品デザインやいろいろなものの「ピクトグラム」について説明しています。
デザイナーはこんなことも考えているのかと、思っていただければ幸いです。
6月18日発売ですので、書店にも並んでいますが、「デザインがわかる 第8号」はアマゾンでも購入できます。
新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 好評発売中
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◆雑誌「デザインがわかる8号」に記事を書きました
【自己紹介】
こんにちは!
「工業デザイン相談室」の木全(キマタ)です。一般の方に向けて工業デザインのエッセンスについて書いたり、デザイナーとの付合い方などについて書いています。御相談がありましたら、コメントをくださいね。コメントによるご質問には基本的に無料でお答えいたします。
新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」(第2版)好評発売中
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記事の目次
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■雑誌「デザインがわかる8号」に記事を書きました
雑誌「デザインがわかる」は、工業デザイナーの愛読書「モノマガジン」を発行している出版社ワールドフォトプレスが出している大型のムックで【デザインが本当にわかって楽しめる本】として、「さまざまな企画を通して『デザインとは何か?』を明らかにしていくシリーズ」です。
2月発売の「デザインがわかる6号」に引き続き、第8号に、また6ページの記事を書かせていただきました。
P102~107 木全の記事「ひと目でわかるデザイン」
「ひと目でわかるデザイン」というタイトルで、ピクトグラムについて書いています。ピクトグラムについては、このブログではまだ紹介していませんが、そこそこ面白くかけていると思いますので、よろしければ、是非書店でご笑覧ください。
「デザインがわかる」自体も、デザインを地球規模から文具レベルまで幅広く多角的に扱っていますので、とても面白いです。私は「デザインのへそ」(文:柏木博)や、特集「昭和―日本の1960年代のデザイン」や、「腕時計を輝かせるブレスレットのかたち」が面白かったです。写真が多く取っ付きやすい本ですので、デザインに興味のある方は是非ご購読されることをお勧めします(笑)。
■ちょっとだけ、内容紹介
という紹介だけですと、どんな記事を書いたかサッパリわかりませんね。
と言うわけで、少しだけ内容をご紹介します。
本文に入る前に、その内容を簡潔に説明した文章を「リード」といいますが、まずは、それをご紹介します。
●「ひと目でわかるデザイン」 リード
「ひと目でわかるデザイン」
新しい文字? ピクトグラムの考察
現代はマーク氾濫時代だ。
なぜそうなったかといえば、マークには、人の「シンボル化」という心理的機能に訴え、感情を呼び覚ます力があるからだ。
一般的にマークのシンボル化には経験や学習が必要なのだが、学習が不要なマークがある。それがピクトグラムだ。
具象的なピクトグラムは見た瞬間、ダイレクトに人の感情を誘う魅力を持っている。日本で初めてピクトグラムが導入されたのは東京オリンピックと道路標識だった。以来、世界中で様々なピクトグラムが次々と作られた。
現代はピクトグラムの爆発的発生期だ。
如何でしょう?なかなか面白そうでしょ?
では、本文も少しだけご紹介します。
●「ひと目でわかるデザイン」 本文 抜粋
おじぎ人とピクトさん
道路標識や製品には○△□など無機的なピクトグラムが多い。それは、ピクトグラムの四つの基準を考えると、具象的な形よりも無機的な図形のほうがふさわしいからだ。
しかし、オリンピックで使われるピクトグラムには人型が使われる。当たり前のことだが、水泳や陸上など競技者のポーズを簡略化しないとその内容を表すことができない。
しかし、人型の絵が使われると、見る人はとたんに、そのピクトグラムに感情移入してしまう。無機的な文字や図形のマークがシンボル化されるのには経験や学習が必要で、感情ラベルのついたシンボルが頭の中に作られるまで、かなりの時間を必要とするが、人型の絵は、見た瞬間に感情を喚起する。
例えば、工事現場によくある騒音のお詫びや危険を知らせる「おじぎ人」や、各種の危険を知らせる「ピクトさん」などがその代表例だろう。
「このおじぎ人は目が笑っているからあまり誠意を感じない」とか、「このピクトさんは頭をぶつけて痛そうだ」とか、単なるマークに一喜一憂してしまう。
単純な絵でしかないピクトグラムにすら感情移入できてしまう人間の能力の不思議さが、おじぎ人やピクトさんの面白さにつながっている。
文体を雑誌に合わせて少し変えていますが、製品のデザインだけではなく、日常の中でも薀蓄になるような話題を提供しているつもりです。この話題以外にも、製品デザインやいろいろなものの「ピクトグラム」について説明しています。
デザイナーはこんなことも考えているのかと、思っていただければ幸いです。
6月18日発売ですので、書店にも並んでいますが、「デザインがわかる 第8号」はアマゾンでも購入できます。
新書「デザインにひそむ<美しさ>の法則」 好評発売中
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