ターコイズリングに見た人生のあゆみ

こんばんは、かーちんです。

今日の吉祥寺は、とっても気持ちのよい晴天。風はすっかり秋の風です。

 

先日、久方ぶりにご来店をいただいたお客様がありました。

もう何年前でしょうか？

ご注文をいただいて、ターコイズを使ったシルバーリングを制作させていただきました。

（ターコイズマウンテンのナチュラルターコイズ使用）

2007年より以前なのは確かだから、最低4年以上前のことです。

 

　

 

左側1枚目の写真が、制作当時のもの。そして右側2枚目の写真が、先日着けて来てくださったときの写真。

同じリングです。

リングの向きが上下逆になっていますが、同じ石です。

製作当時の柔らかいブルーは、濃いグリーンになりました。

着色や樹脂を滲みこませるスタビライズ処理をしていないナチュラルのターコイズは

このように色が濃くなる（グリーンになる）ことがよくあります。

ターコイズという石は、水分や油分が滲み込みやすい性質を持っているのです。

呼吸の旺盛な石と言えるかもしれません。

なので、長い間空気に触れているだけでも色が変わる場合もあります。

特にもともと淡い色のターコイズが、色の変化が大きくなることが多いようです。

 

ずっと毎日のように着けてくださっているというこのリング。

ターコイズの変化とは逆にリングボディのいぶしが良い感じに薄くなり、年季が感じられます。

しばらくお会いしない間に結婚され、今や1児のパパ。そしてお仕事も独立されたとのこと。

そのお客様の歴史がそこにあるようで、感慨深い気持ちになりました。

 

使い込むほどに味わいが深くなるものっていいですね（＾＾）

 

 

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