スポーツライター・オオツカヒデキ@laugh&rough

オオツカヒデキは栃木SCを応援しています。
『VS.』寄稿。
『栃木SCマッチデイプログラム』担当。

オヤジのナイター視聴から

2007-05-10 23:45:01 | 野球
この国は、まだまだ野球の国なのだなと実感した。善し悪しは別にしてね(特定競技の肩を持つつもりは毛頭ない。オールジャンル好きですから)。うちのオヤジが最近はまりまくっていたバラエティ番組や、刑事ドラマなどをシカトしてまで野球中継を優先しているのだから。序列が崩れた。いち家庭のオヤジ基準で物事をはかることほど危険なことはないのだが・・・。彼らの世代、ON(特にNの方ね。3番サードの争奪戦は凄まじかったらしい)に魅了されていた人達が、Gが好調ゆえに再びナイターにかじりつき、晩酌しながら一投一打に一喜一憂する現象は列島各地で見られることではないのだろうか、と勝手に推測している。やはり、Gが首位戦線に絡んでいるとチャンネルは自ずとナイター中継に合わせられるのだろう。馬鹿の一つ覚えのように「G、G。N、N」を繰り返すフリーアナウンサーには辟易し、即刻退場してもらいたいのだが、「Gが強くないと球界(世の中)は面白くならない」という持論を無視するわけにはいかないようだ。勝敗がオヤジ達の機嫌と翌日の仕事のモチベーションに多大なる影響を及ぼしているように思えてならないからである。そう考えるとGが元気なら日本も明るい、景気が上向くという胡散臭い構図もあながち嘘ではないように思えてくるから不思議である。数年に一度くらいはGが優勝してオヤジ達にカタルシスをもたらすのも悪くないのではないだろうか。それで不況が幾分か快方に向かうならば、これほど安上がりなことはない。マイチームなるものを持つようになったことで、ふとそんなことを思ったのであった。まあ、負けたら負けたでとばっちりを受ける可能性も高いのだが・・・。

さてさて、高野連が特待生制度に関する規制を緩和したようですが、相変らず基準が曖昧模糊としているわけで、以前にも私見として述べたのですが、いっそのこと他競技と同じ様なルールにしてしまえばいいのにと思っているのですが、保守的な考えを曲げるつもりはないようですね。裏金、越境留学、栄養費に対する警戒心が強いのは理解できるのですが、時代錯誤。全てプロ側の傲慢さが生んだ不信感が根っ子にあるのがいけないのですが、一歩踏み込まないと。


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