下野魂アワード2007のファイナルを飾るのは年間MVP。汚辱にまみれたシーズンで唯一、誇れるのがリーグ最小失点29である。前線からの惜しみないフォアチェック、中盤でのプレッシング、最終ラインでの体を張ったDF等、一人では決して達成することが出来なかった偉大な記録。チーム全員で勝ち取った栄誉であるが、34試合フルタイム出場を果たし、最後までゴールを守り続けたGK原裕晃を2年連続でMVPに選出したい。 . . . 本文を読む
前回はベストゴール、ゲーム&ワーストゲームを選定したが、第2回は新人賞をこれまた「独断と偏見」により選出したい。当初は深澤幸次で心は大方決まっていたのだが、終盤に一気の追い上げで外からまくってしまいそうな“末脚”を披露した高安亮介のパフォーマンスも捨て難く、議論に議論を重ねた結果2人同着ということで纏まった。2007年度の新人賞は「栃木SCの未来」である両名に送りたい。ちなみに前回同様に賞品と賞金 . . . 本文を読む
アジア王者の浦和は準々決勝からの登場。対するはアジアの覇を競い、既に1試合消化(オセアニア王者のワイタケレに3-1で勝利)しているセパハン(イラン)だった。
アジアチャンピオンズリーグファイナルを含めると今季3度目の対戦となった浦和対セパハン。コンダクターのポンテ不在の穴はトップ下に配された長谷部と2トップの一角である永井が頻繁にポジションチェンジを行うことで埋めた。ナビドキアにカリミがベンチス . . . 本文を読む
今年も2007年シーズンのベストゴール、ゲーム&おまけにワーストゲーム、新人賞、MVPを3回に分け、「独断と偏見」たっぷりの選定をさせて頂きたい。賞品と賞金はもちろん出ません。悪しからず。
☆ベストゴール1、2、3☆
1、後期第4節 対FC岐阜戦(2-0) 前半36分 片野寛理
前期の対戦時に煮え湯を飲まされた相手に止めの一撃。上野優作のフォアチェックに始まり、複数人が絡んだにもかかわらず少 . . . 本文を読む
№22 高秀賢史
「楽しくサッカーができました。自分でも成長を実感できた4年間。1年目の佐川印刷戦(スコア2-1。若林学と交代した高秀が決勝ゴール。ちなみに印刷のゴールは西川吉英)と昨年のホンダ戦(スコア3-2。中川孝に代わり登場。2ゴールを叩き出す)、東京ヴェルディ戦も。あと愛媛戦のゴール(スコア3-2。開始12分の先制弾)も良かったですね。(サポーターから手渡された『そこの22番スピード出し . . . 本文を読む
日陰の人影まばらな即席の握手会場。最終戦のファン感謝イベントの賑わいはない。通行人は一瞥をくれるだけ。道路を挟んで向かい側の歳末助け合い募金、隣のスタンプラリー抽選会の熱が恨めしく思えるほど。配置された警備員は手持ち無沙汰。壇上の2人の表情も硬い。
しかし、ひとりのサッカー少年の登場により、にわかに活気付く。
「ボク、将来Jリーガーになるんだ。週3回も練習してるんだぞ」
アグレッシブなプレイ . . . 本文を読む
№25 永井健太
「正直、このチームより本気になれるチームはないっすよ。本気で楽しめるチームはない。現役続行の意思はありますけど・・・皆が『続けろ』と言ってくれているので・・・。(他チームからの具体的なオファーは)ないですね。セレクションを受けるしかないです」
昨年の天皇杯4回戦、対清水エスパルス戦(4-6で敗戦)でブレイクスルーした“ジョーカー・カルテット(他に茅島史彦、吉見康之、高秀賢史) . . . 本文を読む
№8 堀田利明
「残ったのは悔しさだけ。最後は泣くのを我慢した。只木には『お前、泣くなよ』と言ってやりました(笑)。泣いてるんですもん。別のチームで来年も現役を続けていく。怪我の経過はよく、松葉杖がなくても歩けます。(感動したのは2005年の)ホンダFC戦。2度と味わえない。ヴェルディ戦(1-0の大金星)はしんどくて、うちのサッカーをやって勝ったわけじゃない。(ホンダ戦は)獲ったら獲り返せたので . . . 本文を読む
伝説の№39→元№34→現・広報 吉見康之
「(去っていく選手は)ファンの心に生き続ける。その選手達のためにも頑張っていきたい。このチームのために。仲間は一生の仲間です。このチームでやれてよかった。(永井健太、茅島史彦、高秀賢史と同期がいなくなることに関して)寂しいですね・・・。ホンダ戦のゴールがあるから皆が今も憶えていてくれる。いつも言うんですけど、ゴールはそんなに獲っていないのに、ホンダ戦で . . . 本文を読む
№2 北出勉(キャプテン)
「申し訳ない思いが強いです。J2へ上げる約束をしていたので。上げられなくて申し訳ない。(後期は出場機会が減ってしまったが)試合に出られなくても、誰が出ても勝ってくれればいいと思っていた。後期もいい成績を残せずに期待を裏切ってしまいチーム全体として申し訳ない気持ちでいます。(印象に残っているのは)1万2千人以上が入った開幕戦です。今日もたくさんのサポーターが足を運んでく . . . 本文を読む