エイプリルフールに見慣れない一通のメールが届いていた。
よく見ると宛名は7年前に家を出た夫からのもの。
タイトルは
「今後について」
妙な緊張感が身体を走りメールを開けると
「一度話がしたい」との旨
「都合の良い日時を知らせる様に」と。
がたがた わなわな と身体が震えだす。
悪い予感は外れた事がない。
いずれはこう言う時が来ると 知っていた。
こんな気持ちを抱えたまま何日も日を送るなんて
堪えられそうもない。
日曜日には姫1のピアノの発表会があるから
その日以外で...
そうだ、3日にしよう。
次の日はオフだからダメージを受けても大丈夫。
「3日は如何でしょうか」
翌朝
「7時半には行けると思います」との着信有り。
7年振りの再会は3日に決まった。