何気なく観ていた夕方のニュースで
これだ!と思った。
HSC...ひといちばい敏感な気質を持つ子供
遠くに住む
可愛い姪っ子のチビ姫ちゃんも
もう中学生
学校へ行く事が辛くなって半年余り
当初は自宅を出る事すら出来なかったという。
妹も色々悩み病院を回り
苦慮している。
他人様から見ると
些細な事を気にする子だと。。。
そんな姿に二十数年前の
自分が重なる。
姫1が小学二年生の夏
突然 ご飯が食べられなくなった。
何故こうなったのか訳が分からず
黒い渦の中に巻き込まれた様な毎日。
食べないのだから見る見るうちに痩せて行く。
解決の手立てが分からず
途方に暮れていた時
目に入ったのが図書館に貼ってあった
「児童相談所」の電話番号。
児童の相談だからと電話してみると
「お母さん、よく電話してくれましたね。
お話を聴いてくれるところを紹介しましょう」
そこで出会った小児カウンセリングの先生に
私と娘は救われたのだ。
その時 先生はこう仰った。
「姫1ちゃんはとても繊細なお子さんなんです。
これは良いとか悪いとかではなく
そういうお子さんだという事です」
その時の言葉を今 また思い出し
これがHSC(ハイリーセンシティブチャイルド)だったのだと合点がいった。
冷蔵庫で萎びてしまったニンジンをみつけ
「ごめんね、食べてあげられなくて...」
と泣いた子
粗大ごみで処分するソファに
ひと晩添い寝して
「さよなら、さよなら」と泣いた子
カウンセリングを受けてから
対応も分かり
こんがらがった糸が
徐々にほぐれ...
半年経ち 一年経つ頃
良く笑い
良く食べるようになっていった。
すっかりその事を忘れかけた頃
姫1から
実は...と打ち明けられたのが
昨年の旅行の車中
「母さん あの時カウンセリングに行ってくれて
ありがとう
中学、高校、大学も結構きつかったけど
今 ここにいるのはあの時のおかげ」
「最近 HSP(ハイリーセンシティブパーソン)を知って
あぁ~自分はこれだったのかと納得した」
多分、姫1の心の機微を
充分に理解する事はガサツな私には
難しい、けれど
そんな風に感じている事は分かるようにはなった。
姪っ子のチビ姫ちゃんも妹も
今はまだこの先どうなるのか
不安でいっぱいだと思うけれど
世間で言うところの
普通の道を行かなくっても
生きてさえいればきっと道は拓ける。
どんだけ回り道しても
最後に笑ったもん勝ち。
姫1お姉ちゃんも今では
感じやすい子の気持ちの分かる
先生として元気に子供たちと遊んでいるよ。
東京の空の下に
チビ姫ちゃんの味方はいます。
その気になったら
いつでもおいで
本日もご訪問ありがとうございました
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