居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

読書覚え書き 其の三

2008年03月05日 | 
この2週間程で読んだ本は...

【日輪の遺産】
 著者 浅田次郎
 徳間文庫

 第二次世界大戦、日本の負けが濃厚となった時
 敗戦後の復興の為に壮大な計画が秘密裏に立てられていた
 一人の少佐が克明に記した50年前の手帳を託された
 ヤクザな不動産業を営む丹羽
 二人の出会いがやがてボランティアの海老沢や
 地主の金原を巻き込み眠れるお宝を巡る秘密が明らかに...

 勤労動員された少女達は若干13歳
 少女達が命を懸けて守ろうとしたものは?
 マッカーサーが日本に降りた本当の理由とは?
 表題の意味が見えた時胸が痛くなった。


【人間の関係】
 著者 五木寛之
 ポプラ社

 題名に惹かれて一気に読んだしまった。
 やさしい人生哲学書のような一冊
 自分の未熟さを思い知らされるが
 まだまだじたばたしてる自分を振り返る事が出来る。
 ‘国を捨てるほどの友はいるか’の項は
 時折思い起こし何度も自分に言い聞かせたい


【万寿子さんの庭】
 著者 黒野伸一

 二十歳の私はOL一年生
 小さなアパートで憧れの一人暮らしを始めたが
 ご近所には人生の大先輩‘万寿子さん’が住んでいた。
 一筋縄ではいかない万寿子さんとの奇妙なしかし確かな友情
 やがて万寿子さんに変化の兆しが...

 変わっていく万寿子さんに亡き母の面影がダブってしまう
 固い友情に結ばれた二人が本当にうらやましい
 初めての黒野作品だったがもっと読んでみたい

 
コメント (3)
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