DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

モンテヤマザキ@八千代

2017年02月26日 | 大衆パン
おーい電車に乗ってブラジル行くよー。



と長男とやってきたのは八千代の村上団地。

群馬大泉町や静岡浜松、愛知保見団地など、大企業傘下のデカセギ労働力として生まれたリトルブラジルは有名だが、そこまで規模はなくともブラジリアンコミュニティは各地にある。ココ村上団地もまたそうであるらしい。



そしてその団地商店街の一角にあるモンテヤマザキ。ココが電車で来れるブラジルなのであった。



一見普通のヤマザキと見せかけて



店頭で丸鶏がじりじりグリルされてるというナイスな違和感w



設えはひと昔前のコンビニぽいのだが、あちらのお菓子や飲みもの、



そして冷蔵冷凍のリーチインにはにくにくにくにく



こいつは楽しいなあ(笑)



そして店奥にはバーガーやパステウなどブラジルのファストフードを作って売るコーナー。

ご主人にいろいろ聞いてハンバーガーとランチェスを。



ヤマザキシールいいい(笑)
袋もモンテヤマザキのプリント入りw

お店の方も親切なんですよ。ご主人、お子さんいらっしゃるからピクルスとマスタードとタバスコはどうしますか?なんて気にかけてくださったり、



店頭の椅子とテーブルで食べようと腰掛けたら、使って下さいーと奥さんが店からティッシュを手に飛んできてくれたり。すてきです。



まずはリングイッサーのランチェス。



このリングイッサーがにくにくしててすげーうまいの。ソフトフランス生地のパンとも相性抜群だし。こりゃいいわー



そしてX-saladaのハンバーガー。



はらはらと解けるタイプのパンの中に溢れる野菜。巨大なハンバーグ。
そう、ココは日本ではない。ブラジルだー
という、うまさ以上のサムシングが押し寄せる味わいに二人して大満足なのであった。




しかし製造不況、震災の影響で、町のブラジル人は当時の半分ほどに減ったという。この旅でもブラジル人とすれ違うことはなかった。

時代や時流に翻弄されやすい大衆食である。その大きなうねりを前にして一個人の力は余りにも儚い。

独学で30年。父と長男を興奮させ、ネイティヴすら夢中にさせるというこのハンバーガーが、変わらず提供され続けていて欲しいなと思う。

今度は家族で来ようよ。

長男の言葉に強く頷くのであった。








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