DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

2016.11の10撰

2016年11月30日 | 過去記事・まとめ
2016.11 の10撰


















大形屋@土浦、沼畔の濃いいい汁路麺。

小林パン店@土浦で小麦香る100年パン。

うどんと蕎麦の田村(田村製麺)@群馬総社、大衆そばうどんの源流。

おおしまや@群馬総社で出会った群馬路麺マナーうどん。

うどん屋 小相木店@新前橋で不揃いうどんの快楽。

第一ほるもん@前橋、地元民御用達の持ち帰り焼肉店。

パン屋さん@南小岩はモア以外もモア。

天龍@船橋のラーメンにその町を知る。

新宿駅体得展@新宿で見つけたL'OEIL DE SHINJUKU。

La Serio(ラ・セリオ)@砂町銀座の500円最高級プロシュット。




















そば富@北千住

2016年11月30日 | そばうどん
LM2さんトコで教えてもらった新しい路麺店へ。



朝、自転車でふらふらしてて。あ、と思い出しての訪問。



北千住の街中を貫く旧日光街道沿い、ランドマークでもあったTOPOS跡地の斜向かいに今月オープンの新店ですね。



店内には激しいコトで知られる千住天皇祭の神輿の写真がたくさん。関係の方がやられてるのかしら?



おっとレモン水。



かき揚げそば360。

白く柔く、もちもちしたゆで麺がいい。そしてかき揚げもなかなかうまい。
おばちゃんに、かき揚げうまいですね。と伝えると、まだ教わって一週間なんですよーと少し嬉しそうにしてて。いいなあ。



なんつーか、始めたばかりなんだけど路麺風味がしっかりあるというか。
大衆の色がまだまだ息づく北千住、ぜひ頑張ってほしいすね。







ミヨシ@王子神谷

2016年11月29日 | 大衆食堂
東十条から伸びる商店街を経て、北本通りを越えて更に行く。ぐねぐね蛇行した隅田川を背にした町。
この辺りってのも陸の孤島系なんじゃないかしら?
いい意味で取り残された感のある飲み屋とか玩具屋とか銭湯とか。なかなか良さげなんだよね。夜この辺にいるって可能性、かなりなさそうだけどw



看板のない年季の入ったお店が。



定食屋、というか洋食屋でした。
昭和全開。カブがある意味「正しく」見える。すごいな(笑)



魅惑のメヌー群。
カツカレライス、メンチカツカレライス。ポークソティ、チキンソテ。トンカツ入ラーメン。
夏バテワビタミンB1ガ助ケルショウガ焼肉定食。いいい
とんぷらってのは書き間違えじゃなくてぶた天なんだろうな。ショウガ焼メシてのも謎だ。うーん。悩んでしまったので。。

盛合せ定食下さいー!



おお。銀皿いいいい



焼肉、イカフライ、唐揚。
それらをちょいと濃いめのタレが支配する昭和な味付けで。



あ、お店の名前聞き忘れたーと思ったら、ショウケースにまた昭和な感じでありましたねこれw










La Serio(ラ・セリオ)@砂町銀座

2016年11月28日 | 弁当・惣菜・デリカ
久方ぶりの砂銀。竹沢で買い食いでも。と前まで来るとえらい行列で。

並ぶ気もしなくてぷらぷらしてると



ん。なにココ?
確かおでん種屋だったトコがなくなっててイタリアンになってる。
というか店頭で生ハム量り売りしとる。



生ハムてやっぱ切りたてが断然うまいよね。500と安いしひとつのってみるか。



砂銀行ったコトある人ならわかると思うけど、下町ファッション炸裂な人波の中で独り黒いスーツ着た人が生ハム切ってる違和感。すごいよ(笑)



なんだなんだ量もけっこーあるね(嬉)
ちょびっとなのかとワイーンの用意しなかったもんで酒とハイボールと一緒に。



うひいいいいいーちゃんとしたプロシュットじゃあーりませんか。ねとーりで滑らかな質感。ほんのり木の実みたいな熟成香もあって。全く予想外の大当たりだな。

いつもやってますよ!とのコトだったのでまた買いに行こっと。こりゃ愉しみが増えちゃったなああああー








新宿駅体得展@新宿

2016年11月27日 | その他
最近、若い人と話してて思うコト。
夢を持っていても、現実とリンクさせてない人、多いなあ。と。

夢は夢、現実は現実、別でしょ。みたいな。
オトナなのか?(笑)



そうかと思うと、夢を追って入社して、有り余る仕事量に押し潰されそうになってる人も見る。

あまりにもシステマチックになりすぎた今の世の中。なかなか夢を持って生きるのは難しいコトなのかも知れない。



東京・橋と土木展という企画の中で展示された、新宿駅体得展という新宿駅を立体模型にした作品を見にいった。



そこで、この作品を手伝ったという大学2年の学生と話す機会があった。
彼女はこれ以前に作られた、渋谷駅の立体模型を見て、面白い!自分も!と参加したそう。



30人がかりで作られたという巨大な作品。最初は学園祭で展示されたそうだが、今回は駅構内での展示。こんなに多くの人に見てもらえて嬉しいです!と、その目はきらきらとしていた。
その目に、こちらまで清々しい心持ちになったのは事実だ。



これから先、彼女がどんな道に進むのかはわからない。進んだ先で何が待ち受けてるのかもわからない。でも。

この世知辛く四角四面な世の中に負けずに、その曇りのない瞳が見た世界をそのままに頑張っていってほしいな。と思ったのだ。








なーんて出過ぎた老婆心すまそw
とても面白かったす。
逃しちゃった方、3月にまた何処かで展示されるみたいですよー





丼吉@北砂

2016年11月27日 | 弁当・惣菜・デリカ
がっはーん。



東砂の末広通り。天丼、天ぷら定食が550(増税前は500でした)という名店、増田屋が。。子供とも来たりとか何度かおじゃましたお店。
また黄色いテントがそのまんまってのが辛い。。



泣きながら走った。走って気付けばこの店の前だった。

丼吉。。丼丸じゃないのか?



キホン498。ま、その辺は丼丸とたいして変わらん。でも穴子丼398てのはちょっと気になるな、と。



うーん。とっても想定内といいますか(笑)やっすいくるくる寿司のネタって感じすね。

あと、盛り付けがぐちゃぐちゃなのは、私のせいす。途中でひっくり返しちゃいますたすませーん。



こゆトキは借景でごまかすよ(笑)
と思ったら仙台堀の紅葉の方にピント合っちゃうしーw

とまあ、諸々増田屋の閉店ショックを隠しきれないおじ散歩だったてコトよね。









もり一@錦糸町

2016年11月26日 | その他
今まで生魚がNGであったウチの子らが、何やら最近そうでもないらしい。
自分のいない間にかみさんと3人でこっそりくるくる寿司に行ってるらしい。

どれどれ。てコトで自分もついてってみました。



ウチではくるくる寿司といえば、もり一ですな。日本酒がないってのが唯一難点ですが、モノはなかなかいいすね。



まだ子供が小さかった頃、どんなかな?と一度だけ独りで◯◯寿司に行ったコトあるんだけど



寿司を食う。いや、食べ物をいただく。という行為をバカにしてる気がして、子供を連れてくのはやめようと決めました。



ま、その点、もり一はオールドスクールなくるくるですな(笑)



そしてお父さんが密かに楽しみにしているのがこの皿なんだよね。



これに似てません?好きなんですよこれ。

え?それじゃ◯◯寿司と同じじゃねーかって?(笑)
いやいや、寿司が好きすぎる感じがいーんですよ。だから◯◯とは違うのよ。宇宙をバックに寿司。やっぱいいいいー




わんぱく@京橋

2016年11月26日 | そばうどん
路麺に季節感というものは存在するだろうか。



今年は秋なかったなー
いきなり冬だよねー

なんて会話をしてたのもつかの間。
あと1ヶ月ちょいで今年も終わりですよ、もう。



わんぱくのスペシャリテであるトッピング。ほうれん草50円。



一年中あるメニューではあるし、もしかしたら冷凍モノなのかも知れないけど



そのほうれん草と立ち昇る湯気には、初冬の気配があった。
そして、今年一年どうだったかな。などと、啜るそばの向こうで考えたりもしたのであった。







天龍@船橋

2016年11月25日 | まちちゅう・ラ・餃
船橋はそのあちこちで様々に表情を変える町だ。

高層マンションパークハウスとそれを見上げるバラック街。
細い路地と風通しの良い古家が建ち並ぶ海神。
戦後整備された住宅地の中に在る一軒家を改装して作られた駄菓子屋に子供が集まる風景。

そして駅の東側、歩いて7分程で現れたのは、駅前の喧騒とは打って変わって静かな船橋。
そう、100年食堂でお馴染み花生食堂の通りの先から、船橋は急に住宅地となる。




その中にぽつんと、ラーメンの暖簾を掛けた一軒家のお店。
ここもまた路麺を彷彿させるお店である。



メニューこそいろいろあるが、唸るほどに安い。ラーメンをお願いして待つ。

まるで昭和のまま時が止まったかのような錯覚。店内には柱時計の音だけが静かに続く。



そこに、お待ちどうさま。と届いたラーメン370。

それは昭和そのものだった。そしてしみじみとうまい。
七味を入れるとグッとまとまる立ち食いそばの様に、テーブルのコショーを振ると輪郭をなぞられたかの様にピシッと決まる。そんなラーメン。



果たして柱時計の音は足踏みを続けていたのだろうか。

いや、そうではない。

様々な表情をみせるこの町と同じく、なのだ。

新しいラーメンもいいが昔ながらのラーメンもいい。そう、どちらのラーメンも町に必要とされているのだ。
画一化されない、多様性を持ち続けること。
ラーメンを啜りながら、これが町の深度だな、と思っていた。









こまつや@船橋

2016年11月24日 | まちちゅう・ラ・餃
何度か来てる、何気に好きな町、船橋。

元々は海町であり、佐倉街道の最大の宿場。やはり町は歴史がある方が深みがあって面白い。

でも路麺がないのよねーそこがざんぬん。ふなそばも続かなかったし。

で、なんでなんだろ?て考えてて。
船橋てそばうどんではなく、ラーメンタウンなのかな?と。



だから、こんな路麺みたいなラーメン屋がけっこーあるのかな。と。



ロードサイドにテントもなく、黄色い看板の代わりに黄色いビーコンひとつ(笑)
そして紙に手書きの店名。と、どこまども簡素で実直なトコがいい。



店内も、元々は立ち食いだったんじゃなかろうか?という狭さ。セルフサービス。メニューも基本的にラーメンとカレーのみで、そこにトッピングしてくタイプ。

もうこれって路麺だよな。



チャーシューメン500。この安さもすごい。
八角の効いた独特のスープは最初はあれ?と感じたのだけれど、なんだか徐々に後を引く。そして食べた後の余韻の方が印象深いのだ。

いくらスタイルが路麺的であっても、それでその地の日々の大衆食として成立するかといえば全く意味をなさない訳で。
そう、この余韻、味バランスが、何より路麺ライクなんじゃないだろうか、と感じたのである。