DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

2018.02の10撰

2018年02月28日 | 過去記事・まとめ
2018.02の10撰



















そばっ子@金町。続くぞ金町のランドマーク。

かずさや@東葛西。江戸川のほとりの奇跡みたいな店。

月のや@足立 江北。おじさんぽ。犬も歩けばうまか棒に当たって大失禁の巻。

萬来軒@栃木。青竹もいいけどカレーもね。

もがみがわ@平井。正しき下町のダウントゥアース酒場とは。

メリーゴーランド@葛飾 水元。夢あふれる四畳半のきらめきふたたび。

フライドチキン@西立川。虎穴に入らずんば極上チキン得ず。

ねぎどん@千束。2年半ぶりにみた観音裏の陽だまり。

魚宗@南新宿。谷の町の実直ひとすじ弁当。

















魚宗@南新宿

2018年02月28日 | 弁当・惣菜・デリカ
南新宿は時に忘れ去られたかの様な谷の町である。



駅を降りると突如現れる銭湯、奥の湯は残念ながら廃業していたが、未だ小さな個人商店がぽつりぽつりと点在し、小さな町の生活を守る。そしてそれらを繋ぐのは細い暗渠。

大規模な開発の入れない地形の妙が生んだ、大都会新宿のひとつ隣の駅とはとても思えない風景。そこがたまらなく好きだ。



そんな小さな町にある一軒の惣菜店。元々は魚屋であろう屋号、魚宗。

他所者には全く知られていないが、名店である。



平日の昼どきには少し早い時間から、ぽつりぽつりと地元の客が訪れては惣菜や弁当を買い求めていくこの光景こそその証左であろう。



前回、思わず叫んだうまさの唐揚げも捨てがたいのだが、今回は魚を食べてみよう。と軒先で焼かれた鮭の入った弁当を。



奥でご飯を盛り付けてから手渡された弁当には



塩あめがひとつ。いいねえ。



そしてやはり叫んだ。
鮭。うましぎ。



それだけではない。脇を固める副菜たち。これらがまたことごとく、しみじみと、うまいのだ。






煌びやかなネーミング、色彩豊かな食材と料理、凝った装丁。
折しもその頃、隣町のデパートの7階では、そんな全国から集められた弁当が、我こそはと競い合っていたという。

対して、派手さはないがひとつひとつに実直さが篭る弁当。どちらがどうというつもりはない。
ただ、この弁当が、この谷の町と重なって見えたのである。





ねぎどん@千束

2018年02月27日 | そばうどん











あちこち路麺を食べ歩く様になる以前、自分は単なるねぎどんファンであった。

週に4〜5回は行ってたか。まだ至近の東屋の麺を使う頃からだ。それが今や自家製の手打ちそばの店になった。もう立ち食いそば屋の枠では括れない良質な大衆そば屋であると思う。

でも。それはなにも、美味しいそばを提供するから。だけではないと思う。
毎日の様に通っているウチに、女将さんの所作から、良い店とはなにか。を多く学んだと思う。

現在、営業時間は10時半から。その10分前、既に暖簾がかかっていた。
おろろ〜と入って良いものか躊躇していたトコロに女将さんがちょうど出てきて、どうぞーと言う。

あらーお久しぶりですー。お元気ですか?とかつての常連を迎え入れてくれて、10時半からになってますけど10分前には開ける様にしてるんです。と。
時々おやすみいただいちゃういけないお店なんですけどね(笑)とも。

なんというか、こゆところなんだよ。
いいなあ。って思う。
すごいなあ。とも思う。そして

手打ちのもちっとぷりっとしたそば。
いんげんの青い香りが立ち上る天ぷら。

2年半ぶりのねぎどんは、変わらず名店と賛辞を送られる店であり続けていた。





元祖立ち喰い お花畑そば店@御花畑

2018年02月27日 | そばうどん
2月の連休、秩父の旅。



となれば、スタートはやはりココからにしたい。



あふれる旅情にわらわら人も集まる。
秩父のランドマーク。



そして白く所々に星の散る、せきた食品の麺。



きのこの盛りも風味も素晴らしく良くて、



駅の立ち食いそばであれど、ちゃんと秩父のそばであるトコロがとてもいいのだ。

やはり駅そばはこうであって欲しい。



あと一味。これもまた地元のものなのだろうか。香りが良くてぱっと華やいだ辛味。
チキショーうまいなああああー






フライドチキン@西立川

2018年02月26日 | 弁当・惣菜・デリカ
ファンタスティック。



町に潜むファンタスティック。



店内に看板をしまいながら営業中という



その店内は



どこからどう見ても



取りつく島もないほどの



すさまじいカオス。



取り乱してはいけない。



出てきたご主人に、5ケお願いします。と言おう。



1000札を用意しようねw



帰り道、ケーキの箱(笑)から立ち昇るいい匂いに堪らず公園でひとつ。うまい。こんなうまいとは思わなんだ。ますますカオース



うまあああー!おとーさん、コレまた買ってきて!と子供ら。

よし、じゃあ今度一緒に行こうか。行って食べた方が絶対美味しいと思うんだよね(笑)




船橋市役所職員食堂@船橋

2018年02月25日 | 大衆食堂
15年くらい前だったか。
自分が三番瀬という言葉を初めて認識したのは、その名のまんま、三番瀬という船橋の居酒屋だった。



うまかったけど、それなりにするもんだな。という印象。
ぼんやりと、好事家の為のものなんだろうな。という認識。
そしてそのまますっかり忘れ去っていった。



その言葉に大衆レベルで再開したのは、4年前。妙典のそば屋、あみ富であった。
三番瀬のあさりがごっちゃり入れられた、定食に付くみそ汁。
そのすさまじいうまさは、びーんと電流が走る様に、一瞬にして身体じゅうに染み渡った。



昨年出会った船福のおにぎりも良かった。
千葉の米と三番瀬の海苔を使った塩にぎり。80円しかしないそれに込められた、地元をリスペクトしようとする思いの強さ。しびれるうまさであった。



この船橋市役所の地下で提供されている船橋海苔塩ラーメン450。海苔は三番瀬の海苔を使っているという。



御多分に洩れず官庁系の食堂を専門に委託運営する会社の食堂ではあるが、こゆ取り組み、この味、決して悪くないと思う。



自分達の町の誇れる味、守るべき味が大衆レベルでささやかに在る。というのは羨ましいな、と思ったのだ。





いこい@和戸

2018年02月24日 | カレースタンド・カレー
普段ならスルーするトコなんだけど、妙に惹かれてしまった(笑)



御成街道を和戸から幸手へ向かっておじさんぽ。
ちょうど一里塚の辺り、いくつか飲食店が連なったトコ。



ステーキカレーだって。
こゆ町おこし的なのはワシ好まないのよ。
でも。。腹が減ってた(笑)
あと、場末感漂う酒場で(失礼!)なぜステーキカレーなのか、そしてなぜ優勝なのか。
ちょっとした不整合な興味を感じたんだと思う。

こんにちはーと店内へ。



いらっしゃい。

町のカレーチャンピオンは、跡を継いだ2代目でも、居抜きで始めた若者でもなく、老夫婦であった。

年季の入った切り出し一枚板のテーブル。座敷。カラオケ。店内なのに庇。知らない演歌歌手のポスター。舵輪。
やっちまったか。。整合もへったくれもないのである(笑)



見回すと、スパゲティステーキカレーなる世界的な珍品もあったのだが(笑)、ココはひとまずステーキカレーで。



すると最初にサラダが出てくる。
何気に手の込んだサラダ。鮮度もいい。
腹が減ってたので、
ぱくぱく食べてたトコに



きましたステーキカレー。
カレーは辛さは殆どなく滑らかでマイルド。
マッシュルームがたくさん入った所謂欧州的なカレーで。



ステーキは柔らかくぶりりんとした食感。申し分なき焼き加減。そして半分ほど食べ進めて、なるほどと思った。

これ、立ち食いそばとおんなじ手法だな、と。

つまり、立ち食いそばは、めんと天ぷらと汁のバランスで、個々のポテンシャルを超えるうまさを作り上げてる。これもおんなじだ、と。

このステーキとカレーが組み合わさるコトでが起こるケミストリー。1+1が3にも4にもなる世界。やるなあ。



訊いたらご主人、元々はフレンチのコックさんなんだそうで。
でも。それ以上に安くてうまいものを考える天才なんじゃなかろうか。と睨んでいる(笑)

ちなみにこのステーキ肉。帰ってからネトでかなりの高評価を得ているコトを知ったんだけど。
立ち食いそばマニア、もしくはスタンドカレー愛好家なら既に食べてるヤツですよ(笑)





はんなり家@南篠崎

2018年02月24日 | そばうどん

















実は移転して以降初めてでした(笑)
何度も店前は通ってたんですがね。
以前のプレハブ風情が好きだったんでちと敬遠気味なってたのかな?
なんて思って入ったら、雰囲気ほぼほぼおんなじだったという(笑)
それとも1年半で早くもおんなじになったのか(笑)

この日はちょうどもり気分だったのでモーマンタイでしたが、ココそばって冷たいのしかなかったっけ?