妙典の町。やはりすごくいい。
塩の道の終着点にして、木下街道の始まりの町。
古より水と共に在る町。その水を護らんと建ち並んだ寺社の合間を緑の風が抜ける。
そんな町の、落ち着きのある住宅地にぽつんと在る大衆そば店、あみ富である。
なんとも海町のざっかけない雰囲気がいい。
以前、こちらの定食に付いてきた、三番瀬のホンビノスの味噌汁のうまさに度肝を抜かれたのは5年前になるか。
一口啜ると同時に、びいいいいんと身体中を電流の様に江戸前が貫いた。衝撃。
そう、東京モンにとっての地の物は江戸前である事実を、全身で理解した瞬間であった。
というのも、あみ富はそば屋でありながら三番瀬網元でもあるという、ちょっと面白い大衆そば店なのである。
前回、夏はハゼの天ぷらがあるかもよ、と訊いたのを思い出し、ちょいと時期尚早とは思いつつお邪魔してみた。
やはりまだであった。いくら猛暑日を重ねても5月末だもんね。梅雨もこれからだってのに気が早すぎたわい。
んあ?あああああー
てコトは!
穴子がシーズンに!
まさに入ろうというタイミングじゃあないの!^^
うほおおおおおお
いいいいいいいい
ほんのり品良く潮の香りを漂わせた穴子天。やばうぎ。身のほっこり具合も上々で。
冷やのコップ酒がまた合いまくりですよ。
あー生きてて良かったなあもう。
そばは細身。きりりと締まった辛汁。
でもってまた海苔がうまい。三番瀬の海苔かどうかはわからんけど、やはり海苔に妥協なしは大森界隈と同じ江戸前の矜持だよなあ。素晴らしいよなあ。
そば湯で締めて、店を後にする。
もうちょいと飲みたい気にもなったが、少し足らんくらいが良い様に思えた。
そう、この広く青い空は、更に期待の高まったハゼ天への、妙典の夏へのプロローグな気がしたのである。
塩の道の終着点にして、木下街道の始まりの町。
古より水と共に在る町。その水を護らんと建ち並んだ寺社の合間を緑の風が抜ける。
そんな町の、落ち着きのある住宅地にぽつんと在る大衆そば店、あみ富である。
なんとも海町のざっかけない雰囲気がいい。
以前、こちらの定食に付いてきた、三番瀬のホンビノスの味噌汁のうまさに度肝を抜かれたのは5年前になるか。
一口啜ると同時に、びいいいいんと身体中を電流の様に江戸前が貫いた。衝撃。
そう、東京モンにとっての地の物は江戸前である事実を、全身で理解した瞬間であった。
というのも、あみ富はそば屋でありながら三番瀬網元でもあるという、ちょっと面白い大衆そば店なのである。
前回、夏はハゼの天ぷらがあるかもよ、と訊いたのを思い出し、ちょいと時期尚早とは思いつつお邪魔してみた。
やはりまだであった。いくら猛暑日を重ねても5月末だもんね。梅雨もこれからだってのに気が早すぎたわい。
んあ?あああああー
てコトは!
穴子がシーズンに!
まさに入ろうというタイミングじゃあないの!^^
うほおおおおおお
いいいいいいいい
ほんのり品良く潮の香りを漂わせた穴子天。やばうぎ。身のほっこり具合も上々で。
冷やのコップ酒がまた合いまくりですよ。
あー生きてて良かったなあもう。
そばは細身。きりりと締まった辛汁。
でもってまた海苔がうまい。三番瀬の海苔かどうかはわからんけど、やはり海苔に妥協なしは大森界隈と同じ江戸前の矜持だよなあ。素晴らしいよなあ。
そば湯で締めて、店を後にする。
もうちょいと飲みたい気にもなったが、少し足らんくらいが良い様に思えた。
そう、この広く青い空は、更に期待の高まったハゼ天への、妙典の夏へのプロローグな気がしたのである。