DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

2018.01の10撰

2018年01月31日 | 過去記事・まとめ
2018.01の10撰


















サニーフーズ大徳@平井 で念願の街角フレッシュジュース。

農産物直売所@砂川七番 で知った、椎茸の美味しさとは。

六文そば@神田須田町 。これが六文を繋いだげそ天そばの味。

千鳥軒@西大島 。立ち食いそばを支えた人々のその後。

どんぶりや丼@北浦和 。町外れに潜む500丼の心意気。

かどや@北鴻巣 。ここにも源流、埼玉うどんの原風景。

福島屋@立川 栄町 。感動のベリースペシャルサケウリバ。

肉のクワバラ@王子 。ステルスマザーの、ステルスしきれない愛情。

ガハハビール@東陽町 。団地の中にぽつんと在る、愉しい。と思えるクラフトビール処。

仲家@練馬 大泉町 。雪道を歩くこと1時間。そこで見たものとは。
























加島酒店@神田須田町

2018年01月31日 | 大衆酒場・角打
六文須田町向かいの、何度か角打ちでおじゃましてる酒店。



神亀、諏訪泉、何気に純米系にこだわりありなんだけど、



角打ちしてる人はそんなコト気にしてないトコがまたいい感じで(笑)



そう、ココで量り売りの惣菜買って飲むのよ。
でも今回はお買い物にやってきました。



夢心のレギュラー。コレね。



相変わらずいいわ。とてもいい。
クリーミーで濃醇でどこか人懐っこくて、でもあと口はすっと辛口で。こんな寒い日の晩に最高だなと。

ちょうど飲みながら路麺の話をしてたんですよ。そしたらとある店の話になり。

あーそーいえばこの酒、なんかハちゃんぽいよね。て笑うのであった。







デリシャス@砂川七番

2018年01月30日 | 大衆パン
町でこんな看板をみかけたら



頭ん中が味平だらけになっちまうじゃないの。



あ、あれはデリーシャスかw



田舎道に突如現れた三角ワールド。いいい



つか具の厚みすごいぞw
ハムカツと、持ち帰りが心配ながらベリーミックスを。



やはり^^;
せっかくキュートなプリントのセロハンを撮ろうと思ったのに台無しだねw



なんかもう。ホントすいませんw
自立もままならないので涅槃仏スタイルで。
でもバナナとキウイとブルーベリー。かなりうまかった。



でこちらは黒ビールと。ソースかけた揚げ物に黒ビール。やっぱ最高だわ。










魚仁@森下

2018年01月29日 | 弁当・惣菜・デリカ
いつも葦簀に覆われてて、もう辞めちゃったのかと思ってたんですよ。そしたら年末。



お知らせが出てるじゃないの!
そう、平日昼だけやってる弁当処。



おおおお開いてる(笑)

ちょいとワケあって2年半ぶりの平日休みの日にやってきましたよ。



葦簀がいつも覆ってるからさ、その上にあるカツカレーとかつ丼しかないのかと思ってましたw

屋号も知らなかった。魚仁っていうのね。
では鯖文化干しにしますー



葦簀一枚で。
昼間通らないだけで。

わからないコトがたくさんある。
そんなコトを象徴する出来事だな。

それはこんなトコにも。



味噌汁かと思って啜ったら、
これ、コンソメスープだからね(笑)






やなぎ屋 支店@葛飾 水元

2018年01月29日 | そばうどん
こちらを出てすぐ裏手に



こんな趣のある一軒家の町蕎麦が。



ちょいと手繰ってみようかな、と。



うーむ。水郷の蕎麦処って感じいいい



お、ワンコインやってるのか。いいぞー
このメヌーなんか味わい深いね。なんか好き。

じゃ、Bランチをかけでお願いしますー



おおお。路麺にはない設え。町蕎麦屋の矜持いい



薄色の汁にたゆる細身の麺。そこにみつばに柚子のあしらい。いいねえ。



そして真っ黄色なカレー丼すたき
そこにちょこんとふた粒GP。たまらんね。

忘れかけてた町蕎麦屋の、
町蕎麦屋ならではの良さ。

ここいいわー。




気楽な家@石神井公園

2018年01月28日 | 菓子・甘味
それはこちらに向かう途中のコト。



気楽な家。。なんだそれ(笑)



入口にコレだもん。ただならぬ予感(笑)



えーと。リサイクルショップ?

でも朝まんじゅう?



おそるおそる奥をのぞく。



ん?奥に飲食スペースみたいな?



いや。飲食スペースというよりは個人宅のダイニングかも知れない。しまった不法侵入か。



でもキッチンはまんじゅう作成用にチューンナップされてるみたいだし。。



値札はないけど売りものっぽくまんじゅう並んでるし。



しかし呼んでも叫んでも人が出てこないのである。

おーいおーいおーい

弱ったー。まんじゅう買えないじゃんか^^;



諦めて表に出てみると、割烹着を着たそれらしきおばあちゃんが表で雪掻きをしていたのであった。もしかして?と訊ねると、



あらーごめんねー。こんな時じゃないと雪遊びできないからー。だって(笑)

いいいいいいい

そして朝まんじゅう。由来を訊いてみたら、つまりアレであった。



朝まんじゅうに昼うどん。てやつ。

そう、埼玉だけじゃないんだな。
この辺り、そう武蔵野うどん、いや武蔵野と呼ばれる広い台地帯。麦作、麦食の土地に共通する風習なのかもしれない。



そんな出来事を思い出しながら翌朝、食べてみた。軽くて素朴な味わいいい。

実際、朝まんじゅうとは昭和30年代くらいまでの風習だったという。
そもそもが各家庭の味であり、店の味ではないのだが。

うどんに添えられるきんぴら。
神社の傍の焼きまんじゅう。
そしてリサイクルショップで売られる朝まんじゅう。

たまに出くわすそんな存在こそ大衆の味をこっそり伝えているのかもしれない。





ピザ サルーテリア@錦糸町*

2018年01月27日 | その他








久々に来てみたらなんとこの店の根幹である筈のピザ窯が変わってた。
どーなっちゃったんでしょ?そーいえば亀戸は閉めちゃったみたいだし。
ま、でもお客は相変わらずどんどん来てるし、楽しむ我々からしても全くモーマンタイ。
ずっと続いて欲しい、そんな近場の立ち食いピザ処。



玉川の湯(金魚湯)@栃木【未浴】

2018年01月27日 | 銭湯





蔵の町栃木の夕刻、一軒の銭湯に出くわした。
金魚湯って書いてある。そして定休日であった。
かなり年季の入った構え。いい。
後で調べたら、壁が、魚が泳ぐタイル絵の中に金魚の水槽がビルトインされたものらしい。地元の人にも愛される銭湯だとも。うーむ。入ってみたかったぞ。

仲家@練馬 大泉町

2018年01月26日 | 大衆食堂
大雪の降った翌日、大泉へ。
ココから始まった、久々の寿司とそばうどんの組み合わせ探訪ね(笑)



看板はたぶんなかった、と思う。
地元の人でないと、否、地元の人でも非常に分かりづらい店。
どういう意味だか判るよね。看板なんかなくても客が付いているというコト。それだけで既に大衆名店の予感。



これだ。真ん中のヤツ。20貫までだけど、寿司食べ放題とうどんで850。常軌を逸してる(笑)



おおお壁のメヌーも逸し系いいw
でもまあ今回は初志貫徹で。



店内ライト半分点いてないとか
場末のやさぐれたファミレス感いいぞ



実はこの日、雪でご主人と奥さん(?)だけで回そうとしてたトコに、常連さんが次々と現れるというオペ破綻状態で。

握りをお願いした時点で、待てる?と言われ、待てます!と伝えたのだけど、後から後から客が。
申し訳ないので、簡単そうな刺身定食でもいいです!と伝えようとしたその時、



登場しました。
時間にして7分程か。その間に他客の8人前の焼肉丼を作って配膳もして。すげー早握りどうなってるのか?寿司の周りにオマケがたくさん付いてるけどね(笑)



ご主人ちょっぴりパニくってたので、何貫?とか訊かれなかったんですが、なんとなく16貫でやってきました(笑)
足んなかったら言ってー。て。



もちろんうどんも、汁代わりにしちゃきっちり一人前のたぬきだしw



で寿司。いい。
厚めの切り身に舎利ぎっしりという食べ応え満点の大衆寿司そのもの。それが16貫(笑)

周りを見てたら、焼肉丼はふつーのサイズなんだけど小鉢が3つくらい付いてたし、刺身定食は刺身がごっちゃり皿を覆ってたし。



お腹いっぱいになったかい?
そんな群馬の名店で掛けられたひと声を思い出した。

身を削るコトだけが美学ではないが、ある種同じような大衆名店の匂いがしたのだ。
喜んで貰いたい、そしてお腹いっぱいになって貰いたい。そんなざっかけなく、でも純粋な思いが伝わる。

儲けとか、ちゃんと出てます?とも聞きたくなったりするけど。でも

いいなあ。自分はこゆ店、好きなんだよなあ。





そば政@南花畑

2018年01月25日 | そばうどん
千住新橋を渡る頃、ぽつりぽつりと雪が降り始めた。

ペダルを漕ぐ。前の日からの宿酔いもあってか、その勢いは力なく。



神。神詣で。

いつしかそんな言葉がついて回る様になっていた。



もちろん様々に多くの先達たちの指南は有り難いし、そもそもそれ無くして知る由もなかった筈で。

そこに自分も気負いがあったように思う。
妙なバイアスをかけて、見て、食べて、感じていた様に思うのだ。

肩に力が入って、ただでさえ長いそばを更に手繰りづらくしていたかも知れないw



朝8時半。

いつもの揚々とした心持ちではなく、そば政の前に居た。
がららと引戸を開ける。8分の入り。近くに住まう人や働く人が「普段の朝めし」を気負うことなく淡々と食べている。

そう。これだ。 南花畑の町にいつもと変わらぬ朝の湯気を立てる、大衆の、普段着の、そば政が食べてみたかったんだ。



なめこおろしの温かいヤツ、お願いします。

宿酔い。そして冷え切った身体を温める。その為に選んだそばは、所謂テッパンのメヌーではない。



しゅるー。しゅるるー。

独特の細い麺を煮麺を啜るかの様にいただく。
なめこでほんのりとろみを帯びた汁で弱った体内が補修されてゆく。しみじみとうまい。

帰り道、その余韻に訊いてみた。

それはテッパンメヌーの時の、沸き立つ様な感動ではなく、後からじわりじわりと寄せてくる感動であった。

この時、自分の中で浮わついていた神という言葉は、ストンと自分のものとなった。
そしてよりそば政をより身近に、有り難く感じられる様になったんだと思う。