DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

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キッチンこなん@新松戸

2019年07月19日 | 大衆食堂
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
知らない町で見かけた、ちょいと気になった店へ。
店頭にあったサービスメニューの豊富さ、そしてコンビネーションのカオスぶりに心惹かれたのである。
 
そこはご主人がひとりで切り盛りされていた。
カウンターに陣取ろうとすると、どうぞテーブル席をご利用下さい、と。
レモンハイを飲みながら暫し、頼んだセットがやってきた。
 
う、うまい。
ヒレカツも魚の南蛮もソフトで実に優しい味わい。
またソースがとてもいい。和なガロニもいい。
 
ひとつひとつに丁寧さが滲む。ちゃんと修行を積み長年やってこられた日式洋食の味わいである。
そう、これから先の時代、確実に消えて無くなってしまう貴重な美味しさだ。
 
帰りしなご主人に伺うと、なんと自分も知っている浅草のとある店で30年やられていた方であった。その後、こちらで8年目になるという。
 
帰り道、子供の頃たまに家族で行ったレストランを思い出していた。
それは近所にある、楽しみで、美味しくて、仕方なかった自分にとって一番のご馳走処であった。
 
もちろん味は微妙に違うとは思う。
でも、40年も前の記憶が蘇ってきたのは事実であるし、そんな昭和を今に伝えるご馳走処であるコトに間違いはないだろう。
 
いい旅だった。
ふらりと入った知らない町の知らない店で、そんなコトを思うのであった。
 
 
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自家製麺そばタロー@秦野

2019年07月15日 | そばうどん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
外で食べるごはんが好きだ。
ピクニックの弁当や花見酒なんかもそうだが、個人的に特に思い出深いのは、40年前、高尾山で食べたホテイのやきとり缶である。
 
温めるとうまいんだよ。
 
キャンプでもない日帰り登山に、それを湯煎で温める為だけにシングルバーナーと小鍋を父親は持参してそう言った。
 
そして、いや待て。ホテイのやきとりのうまさはあのゼラチン部分だ。と常々思っている自分は不覚にも、温めてNOゼラチン化したやきとりに「うんまああああー」と叫んでしまうのであった。
(その後何度か家で試したケドうまくないのよね。あれそこアウトドアマジックだったと信じてるワケ。)
 
 
 
さて。大衆そばの中にもアウトドア系というのがある。
横浜ベルワン、西葛西のやしま、よりみち江戸丸の環七コンビ、そばひろなんかもそうか。
あー今はなき山田製麺所なんて最高だったよなあ。
あと、やくし売店とか公園系はほとんどそうだし、そば弁なんて屋外自由度MAXだな。
 
で。大切なコト。自分、そのどれもがかなり好きだってコト(笑)
つまりアウトドアそばは無条件にうまいんですよw
 
 
 
 
さてさて本題。神奈川の秦野にある駐車場そばである。
そう、駐車場の隅に建てられたプレハブ小屋から供され駐車場で食べるそば。それはもう最高である。
 
しかしそのうまさのヒミツは、アウトドアそばを手放しで喜ぶそれだけではなかった。
細めでしゅるると心地よく口に収まる自家製麺。
出汁ときのこの旨味に、更に鶏脂を纏わせた汁。
忠実に、丁寧に、ご主人のそば一杯に込める心を感じた。
 
そしてまた、丹沢山の裾野に広がる、蕎麦も小麦もとれる肥沃な扇状地、清冽な水、早くから人が集い暮らし、文化を積んだ秦野の味でもある、とも感じ取れたのである。
 
 
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まいこや@練馬春日町

2019年07月07日 | そばうどん
 
 
讃岐うどん、博多うどん、吉田のうどん、武蔵野うどん、加須うどん、などなど。
全国には郷土色を豊かに彩るうどんがある。
それらはもちろん自分の興味を沸き立たせて止まないのだ。が。
 
この、まるで地方の食堂にやってきたようないい雰囲気の中で食べる、たぬきうどん500
 
残念ながらゆで麺ではなく冷凍麺ではあったが、そこは暫し時間をかけて食べればまさに正しき食堂のうどんといった風情。
このかけ汁がまたいい。ナルトと蒲鉾が添えられているのがいい。奴が付いてくるというのもいい。
 
そう、食堂でいただくうどん。
うどん専門店には決してないうどん。
 
それもまた大衆を支え続けてきたうどんだと思う。
そしてそんなうどんにココでありつけた喜びはひとしおである。
 
食べるとは、生きること。
そんなシンプルで尊い本質がココには、ある。
 
帰りがけに見かけた他客のカレーライスもまた、生きる力が溢れていたかつてを思わせる真っ黄色でそそった。次回はアレもいいな。
 
 
 
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クレープハウスサーカス@吉祥寺

2019年06月25日 | そばうどん
 
 
吉祥寺でクレープというとマリオンが有名だろうか。
渋谷や原宿で日本で初めてクレープを販売した店としても知られた存在。井の頭公園に向かう途中、丸井の横のベンチで食べたなんて人も多いと思う。
 
それはそれとして良いのだが。その駅の反対側、人が行き交う商店街の傍をちょいと入ったビルの谷間。
この素晴らしき大衆クレープ店はひっそりとある。
40年前、パリに居たおかみさんが紆余曲折あって始めたと店だという。
 
日曜日。開店前だというのに既にちょっとした行列ができていた。そこに並び、順番に作られるクレープを眺めながら待つコトに。
 
直径40㎝近くはあろうかという大きな台の上で焼かれる生地。
その上には、おいおいどんだけ盛っちゃうのよ!と思わず突っ込みたくなる量の具が乗せられて。
そう、手渡されたクレープを持った瞬間の充足感(笑)
そしてもちもちとした生地がすさまじくうまい。
この生地が全体を引き上げていると思う。
 
お腹いっぱいになるように。と40年前パリで食べた大きなサイズそのままに。
子供もお小遣いで買えるように。と200円台から。
 
うまくて。安くて。大きくて。
見渡す限り大手チェーンが軒を連ね、すっかり魂の抜け落ちたかのように見える吉祥寺の町の片隅に
しっかりと根を張るソウルフードである。
 
 
さて、順番が回ってきた。
次男のチョコアーモンドクリームにアイストッピングはクレープにあるまじきふくらみをたたえていた。
かみさんのツナレタスもたっぷりどっしりうまい。
そして自分はラムレーズン。甘さを控えラムの香り高いぶどう。バターの香りと塩気が相まって、さながらレーズンバターでラムを飲ってる感覚に陥る。
そんなオトナの味が用意されているという点も実に素晴らしい。
 
 
周りで食べているみんなの笑顔は、食べ物の本質を現していた。
それは開店前から絶えることのない注文に休みなくクレープを焼き続けるおかみさんがいるからで。全く頭が下がる思いだ。
その大変な労働を支える40年前パリで食べたクレープへの思いが、吉祥寺の小さな路地のビルの谷間を明るく照らしていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
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みねざき@佐野 田沼

2019年06月10日 | そばうどん
 
 
 
 
佐野といえば佐野ラーメン。いもフライ。あと厄除けか。
 
「約されてナンボ」という言葉を思い出す。
あだ名や略称を得てこそ本当の人気者。なんだそうだ。
 
人口に膾炙してゆく過程において、そのインパクトを持たせるため、そのものは簡素化され、他は捨て去られてゆく。
ま、それは仕方のないコトだし、当然のメソッドでもあろう。
 
ただし。その裏に。その他多くの食文化や生活が存在している事実を忘れてはならない。
佐野は、ラーメンといもフライと厄除けだけで出来ている訳ではない。コレ何も佐野だけの話ではないけどね。
 
佐野から葛生に向かって3駅。田沼はそんな「かつての」バランスが残されたこじんまりした町だった。
そのメイン通りに在る一軒の大衆そば店の暖簾をふらりと潜る。
 
暫し待った後、供されたもり450。
 
極粗挽きのそば粉をつなぎでうまく麺にまとめた手打ちのそれは、素晴らしく香り、甘みが爽やかに広がった。
 
すぐ裏手にそばの隠れた一大名産地である山々を据える町ではあるが、まさかこんな名人芸に出会うとは。
 
うまいそば湯をあがりながらたなびく余韻に浸る。
もちろんラーメンも、いもフライも、いい。
しかしそれだけではない。こんなすごいそばも在る。
 
町も。人も。表面をなぞるだけじゃあその深度は計れないコトを改めて強く感じるのであった。
 
 
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アンデルセン@佐野 田沼

2019年06月09日 | 大衆パン
 
伺った翌日のこと。
ちょっとコンプ目指したい気もしてる。すげー遠いけど(笑)
うまくて、また食べたくなる。そんな味。
 
今の大手バーガーチェーン店にも
拘り抜いた高級バーガー店にもない
 
これから先の時代にはきっとなくて
今食べとかないともうない
 
そんな味。いいいいいいい
 
 
 
 
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あみ富@妙典

2019年05月27日 | そばうどん
妙典の町。やはりすごくいい。

塩の道の終着点にして、木下街道の始まりの町。

古より水と共に在る町。その水を護らんと建ち並んだ寺社の合間を緑の風が抜ける。



そんな町の、落ち着きのある住宅地にぽつんと在る大衆そば店、あみ富である。



なんとも海町のざっかけない雰囲気がいい。



以前、こちらの定食に付いてきた、三番瀬のホンビノスの味噌汁のうまさに度肝を抜かれたのは5年前になるか。

一口啜ると同時に、びいいいいんと身体中を電流の様に江戸前が貫いた。衝撃。

そう、東京モンにとっての地の物は江戸前である事実を、全身で理解した瞬間であった。

というのも、あみ富はそば屋でありながら三番瀬網元でもあるという、ちょっと面白い大衆そば店なのである。



前回、夏はハゼの天ぷらがあるかもよ、と訊いたのを思い出し、ちょいと時期尚早とは思いつつお邪魔してみた。

やはりまだであった。いくら猛暑日を重ねても5月末だもんね。梅雨もこれからだってのに気が早すぎたわい。

んあ?あああああー

てコトは!

穴子がシーズンに!
まさに入ろうというタイミングじゃあないの!^^



うほおおおおおお



いいいいいいいい

ほんのり品良く潮の香りを漂わせた穴子天。やばうぎ。身のほっこり具合も上々で。
冷やのコップ酒がまた合いまくりですよ。
あー生きてて良かったなあもう。



そばは細身。きりりと締まった辛汁。



でもってまた海苔がうまい。三番瀬の海苔かどうかはわからんけど、やはり海苔に妥協なしは大森界隈と同じ江戸前の矜持だよなあ。素晴らしいよなあ。



そば湯で締めて、店を後にする。
もうちょいと飲みたい気にもなったが、少し足らんくらいが良い様に思えた。

そう、この広く青い空は、更に期待の高まったハゼ天への、妙典の夏へのプロローグな気がしたのである。




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鶏鳴庵@三郷 鷹野

2019年05月20日 | そばうどん























GW渋滞で東京脱出に失敗、うろうろ迂回してた時に偶然見かけた店。

思ってたより広い店内。おじいちゃんとおばあちゃんでやってる緩い雰囲気がいい。

そばは、きつね梅とか雪見とかちょっと変わったメニューもあり。生麺コンク汁かな。
春菊天うまそうで悩んだけどかき揚げそばを。根菜たぷーりの立派なかき揚げうまかった。

やきとりとか飲み屋としても使えるメニューも。営業時間18時までみたいだけど(笑)


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一心太助@方南町

2019年05月16日 | 大衆酒場・角打



























これまで様々に大衆食の旅を続けてきているが、いくつか途轍もなく心に響く店があったりする。

大衆食である。だから緻密な味付けや盛り付けなんかは、ない。
でも、だからこそ判る。剥き出しで、心で、仕事をするとはこういうコトだ。

もし一人でこの店へ訪れたのなら、カウンターに座ってみてほしい。
多くのメニューからなる注文を独りで流れる様にこなしながら、一見の自分にも声をかけ、常連ともやりとりし、新人?のアルバイトさんにも気遣いを忘れず、店全体を見守るその姿。しかも飄々とだ。なかなかできる人はいないと思う。

訊けば45年。この町の飲兵衛達と心を通わせながら続けて来られたのだろう。
その間、時代は昭和から平成を抜けて令和となった。
俺は時代の役目を終えたんだよ。なんてちょっぴり寂しいコトも仰っていたが、自分は思う。

ジョッキの3/4注がれたホッピーセットのナカの量も、6点盛られた3点盛りも、200g越えの牛カルビ焼きも、そして、それらが全て300円であるコトも。語るに充分の魅力であるのだが。

自分が店を後にして一番心に留まったのは

人と人。もしかしたら、商売を超えたところに在る、本当の世界。
いつの時代にあっても、大切なものがココにはあるんじゃないか。という感動なのであった。



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銀座三原@新橋

2019年04月24日 | カレースタンド・カレー
時代に抗うのか。否、時代が抗うのだ。



あれから5年足らず。



再開発も移転もなんのその。



いくら「こう」とお膳立てされたとて



「そう」できない人々の痛快さよ。



人は生きる限り主人公である。



そして生きるとはポトテサラダでもある。それでいいのよ。



じゃ。ワシらも負けずに



それを



こう。



ばげしいいいいいいいー



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