押忍! 追浜道場の小林です!
先日の雪が嘘のように暖かくなってきたこの日、稽古参加は23名でした。
【準備体操と補強運動】
①しゃがんだ状態で片膝を立てて、かかとを浮かさない状態で前に体重をかけ、もう片方の足は後ろに伸ばして、アキレス腱と股関節を伸ばす。
②片足を前に伸ばし、もう片足を曲げた状態で後ろにずらし、徐々に股を広げていく。股関節と足の裏側と内ももを伸ばす。
③肩幅よりも少し広く足を広げて立ち、ゆっくりとスクワット。この時に上半身はまっすぐ前を向いたままで、胸を反らし、一番下まで来たら両手でつま先をタッチしてからゆっくりと体を起こしていく。
④片足ずつのサイドスクワット。③と同じように立ち、片足に体重をかけて、ゆっくりとしゃがむ。この時に上体はなるべく起こしたまま、手も使わない。反動をつけずにゆっくりともとに戻る。これを片足10回ずつ。
【移動稽古】
道場の端から端まで、移動しながら技や体さばきを行いました。
①ステップワンツーで構えを変えて、逆構えでのステップワンツー。帰りは下がってワンツー、構えを変えてワンツー。
②足を抜いて前に出るステップ。これは、下がったと同時に上体を少し前かがみにすると前に出やすい。帰りは下がりながら足を抜くステップ。こちらは下がる前に半身になるとやりやすい。
③少し大きく振り下ろすローキック。下から蹴り上げるのではなく、最初にひざを腰の上くらいまで上げて、足の重さを利用しながら振り下ろす。蹴り終わった後もふらふらせずに、次の攻撃や反撃に備えられる体勢を保つ。
【対人稽古】
移動稽古の並びのまま、前列から順番に後ろを向いて、移動しながらの対人稽古を行いました。
①ステップインして、相手の肩を押し、そのまま追い込んでのローキック。この時に低く出すと相手のひざに当たって逆に痛いので、少し上から振り下ろす感じで。さらに、足先や足首よりも、すねで当てるようにすると、体重が乗せやすいし、威力も増します。
②①で肩を押すときに、両腕で頭をガードしながら大きく突き飛ばして、追い込んでローキック。両腕を大きく輪のようにした中に頭を入れないと、相手の突きやフックなどをもらってしまうので注意。
③相手に上段フックを出してもらい、それをもらわないように、②で行った突き飛ばしからのローキック。タイミングをしっかりとらないと、フックをもらってしまったり、早すぎても相手に気づかれてしまうので注意。
サポーターを着けて、肘打ちとひざ蹴りの確認と応用稽古を行いました。
④ペアで相手の手のひらに肘打ちを当てて、打ち方や軌道、威力などを確認しあいました。ムエタイなどでカミソリのように相手のまぶたを切るような横ぶりの肘打ちでは、空道のマスクをかぶった相手には通用しないので、押し込むくらいに体重を乗せた重い肘打ちを意識して行いました。 ※水平に打つよりも肩を回して少し上から打ち下ろす方が効果的です。
⑤相手と組み合った状態からの肘打ち。組んでいる腕を下した瞬間にそのまま肘を打つ。組んでいる腕を中に押し込みながら肘を打つ。組んでいる腕の間から下からの肘を打つ。などペアで確認しあいながら行いました。
⑥ミットを使ってひざ蹴りも混ぜて、確認しあいました。首相撲の状態で相手を崩しながら、ひざ蹴り。この際にまっすぐだけでなく、相手をサイドに振るとさらに効果的。相手がひざを嫌がった時に、斜め上から肘を打つなども効果的です。
⑦肘打ちとひざだけの限定マススパークリング(相手を変えながら3回戦)。マススパークリングといえども、当たってしまうと大けがする可能性もあるので、お互いに注意しながら。いつも同じ相手だとパターンがわかってしまいますが、相手が変わるので緊張感も増し、間合いやタイミングの取り方もそれぞれで違うので、意識しながら行う。
【自由稽古】
O塚さんとS原さんと首相撲の首の取り合いを行いました。いつも力が入りすぎているせいか、すぐにロックされたり、体勢を崩されたりと、少しの時間なのに何度も転がされてしまいました。組技は何度も稽古して頭で考えるのではなく、体が自然と動く位にならないと難しいことを実感できました。O塚さんS原さんありがとうございました。
本日から、総本部主催の『指導者講習会』が始まるそうです。横須賀湘南支部からも黒帯と茶帯の何人かが参加していると思いますので、いろいろと話を聞けると良いかと思います。今後も定期的に開催されるそうですので、私も時間を作って参加できればと思います。
あと、来週と再来週に支部の懇親会があります。久しぶりなので楽しみです。 押忍!