大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2022年11月29日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年11月30日 | 久里浜道場

この日は14名の参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。

1.準備運動

2.基本稽古

それぞれのポイントを簡単に。

①ワンツー:基本なのでなるべく遠くを打つイメージで、体を大きく使って打つ。

②ジャブ、左アッパー、右ストレート:左のダブル、角度が変わるので腰の切り返しを鋭く。

③ワンツー、ステップイン(バック)ジャブ:その場でワンツー、ステップでジャブ。ジャブで追う感じで。

④ジャブダブル、ステップイン(バック)ジャブ:その場でジャブのダブル、ステップしてさらにもう一本。リズムが難しいです。

⑤前屈立ち前蹴り:足を広め、深めの前屈立ちで丁寧に。

⑥結び立ち回し蹴り:体の軸を意識して、ブレないように。

⑦平行立ち後ろ蹴り:体を開いて膝が外から回ってしまわないように、踵を跳ね上げて真っ直ぐに。

というようなポイントを確認しながら、テンポ良く行いました。

対人稽古:後ろ蹴り、後ろ回し蹴りメインで行いました。

①平行立ち後ろ蹴りミット:基本稽古⑦の動きをミットを使った対人で行いました。ビニールミットを両手で脇腹に構えてもらい、背を向けて並行立ちに立ち、蹴っていきます。ポイントは基本稽古の⑦と同じです。敢えて強打をしないでゆっくり丁寧にインパクト位置や、体の軸を意識して行いました。ミットを蹴ると力んでしまい、蹴りっぱなしになるなど、雑になってしまうこともあるので、蹴り終わりの引き戻しも意識して丁寧に行いました。

②半身の構えから後ろ蹴り:半身に構えることで、後ろ蹴りの体勢が既にできた状態になりますので、そこから最短最速で蹴るイメージで行いました。踵を上げながらコンパクトに回転し最短距離の軌道で蹴ります。ここでもインパクト後の戻しを素早くすると、蹴りそのものもキレが増します。蹴り足の戻しは、ボールが壁に跳ね返ってくるイメージです。しかし、スピードを求めすぎるとバランスを取るのが難しくなりますので、少しずつスピードを上げていくと良いと思います。

③ワンツー、右後ろ蹴り:ステップインワンツーから後ろ蹴りへの連携です。腰の回転する方向が交互に変ります。最後後ろ蹴りの回転が大きいので、バランスを保ちながら、膝を開かずまっすぐの軌道で蹴ります。ここでも腰の切り返しのキレが重要ですね。

④右ミドル、右後ろ蹴り:腰の回転が真逆の動きで同じ足で蹴ります。腰の回転が両方とも大きいのでミドルの後、一度構えに戻って安定し、そこから後ろ蹴りにつなげます。このワンクッションがないと連携できません。慣れてくるにつれて、このワンクッションの時間をなるべく短くしていくと良いと思います。まるで繋がった動きに見えるように連携することが理想です。

⑤パンチングミットへ後ろ蹴り、後ろ回し蹴り:高いところを蹴ることに集中するあまり、蹴りの質向上について考えるゆとりがなくならないように、持ち手は顔の前にミットを持ち、片膝立ちになって高さをさげて構えます。蹴る方は高さはさげているが、上段を蹴るイメージで蹴ります。後ろ蹴りは「斜め下から上がってきて、真っ直ぐ刺すイメージ」、後ろ回し蹴りは「横から回ってきて薙ぐイメージ」です。両方とも「足を出したいのをギリギリまで我慢する」ことがポイントです。蹴りたいのでどうしても回転してから、足が先に出てしまいます。すると、体が開いてしまい上手く蹴れません。蹴りたいけれども足を出すのをギリギリまで我慢し、足を最後に出すくらいのイメージで蹴ると、体の軸が安定し、回転の力を蹴りに上手く乗せることができます。また、両者の軌道の違いを理解して、使うことが大切です。

⑥パンチングミットへかけ蹴り:後回し蹴りの動きを習得するための練習です。裏回し蹴りとも言うそうで、反対側から足を回し、足の裏でける蹴り方です。後回し蹴りではないので、一回転して蹴るのではなく、足を逆側から一度切り返して足裏で蹴ります。この体の動かし方は、後ろ回し蹴りの、回転終盤からインパクトまでの動きとほぼ同じですので、この蹴りを練習すると「足が出るのをギリギリまで我慢する」イメージがより実感できると思います。また、足の裏で撫でるように意識して行うことで、軌道を確認しやすくなります。

⑦ジャブ、右ヘッドスリップ、右ストレート、右後ろ回し蹴り:最後に、手技を含めたコンビネーションの練習を行いました。コンビネーションのミットになるとどうしても力みが出てしまうのでバランスを崩しがちになります(私だけかもしれませんが(笑))。回転の大きい後ろ回し蹴りは特にです。そういうときはスピードを落として丁寧に確認しながら練習すると良いと思います。

3.自由練習

Aさんとパンチ反応練習を行いました。先生から「攻撃の起こり」を察知するポイントをご指導いただきました。すると、Aさんの動きはキレキレになりました。Aさんは長く稽古を続けて来ているので、ポイントをつかむのが早いです。お互い交代しながらとてもいい技研究ができました。Aさん、ありがとうございました。

 さて、先日の関東地区交流大会では、湘南支部、中学部の選手が出場し、入賞したとのことです。選手のみなさんおめでとうございます。若い世代が横須賀・湘南支部をどんどん盛り上げてくれて嬉しい限りです。我々シニアも刺激をもらいながらがんばっていきましょう!