大道塾 横須賀・湘南支部 稽古日誌

各道場の一般クラスの稽古日誌を稽古参加者に記録して頂く予定です。稽古内容の見直しや、反省・研究材料にご活用下さい。

2022年11月8日(火)久里浜クラス稽古日誌

2022年11月10日 | 久里浜道場

この日は14名の参加。北下浦コミュニティーセンターでの稽古でした。

1.準備運動

2.基本稽古

①ジャブ前後:スタンダードなステップイン、ステップバックのジャブです。

②構え変えながら下がってジャブ:瞬時に前足を後ろに引き、構えを変えながら下がり、変わった構えからステップインジャブを打つパターンと、構えを変えた後、再度構えを戻して、ステップインジャブを打つパターンを行いました。自分の得意な構えはできますが、逆の構えになると体が言うことを聞きません。たまに、得意でない構えで動いておく場面も必要ですね。

3.対人稽古:基本で行った動きを対人で行いました。

①内ローをすかしてジャブ返し:これは、基本稽古で行った動きです。内ローをすかす時素早く行うのがポイントです。すかしてから返しのジャブまでの時間をなるべく短くすることが大切です。ここでも、基本稽古で行った、2パターンの返しを練習しました。苦手な構えで行うと返しがジャブでなく、ストレートになってしまいました。「頭でわかっていることをやろうと思っているのに違うことをしてしまう」。あるあるです。こういう時の動きは、普段の攻防の中で、ほとんど使ってない動きなのだと思います。それは、得意な動きに頼っているため、動きのバリエーションが固定化しているというサインとも言えます。逆に、このようなサインは、自分なりに練習の道筋を考えていく上で大切なヒントになりますので「良い気づき」として改善に努めていくと良いと思います。大切なのは、それを感じ取る力だと思います。

②内ローをすかして返しのロー、ジャブ:①の動きの内ローをすかす動きと同時に右ローの返しを入れた動きです。初めはローの返しのタイミングをはかり、慣れてきたら連携のジャブを左右逆にするなど、パターンを増やしていきました。

③内ローをすかして返しのパンチ(ロー)からキック:内ローをすかしてからの反撃コンビネーションの技研究です。例えば、すかしてロー、前の手でジャブ、逆足でミドルなどです。この練習では、スムーズな連携と技の強弱を意識して行ったので、最後の蹴りのみを強打。繋ぎは軽めに素早く行いました。また、左右交互に繰り出すコンビネーションは、打ちやすいが、見切られやすいため、蹴り足と同じ手でのパンチを挟むなど、変化をつけた連携を行うことも意識しました。

④ストッピング前蹴り:相手を少し止められる程度の力でストッピングの前蹴りを蹴ります。バランスを保ったまま、正確に相手を止めたり、相手の体に中足を当てることができるように、敢えて強く相手を下げるような蹴りを蹴らず、軽めで行いました。

④パンチに対してストッピング前蹴り:落ち着いた正しい見切りをするために、相手にパンチを出すふり(モーションまでで腕を伸ばさない)をしてもらい、それに合わせてカウンターの前蹴り、腿へのストッピング等を行いました。カウンターのタイミングと距離が大切で、タイミングがずれると、距離が詰まりすぎて膝が曲がってしまい、相手の前進を止めることができず、自分の体勢を崩してしまいます。「良い距離で良いタイミングの蹴り」を意識しました。

⑤インファイトでのガードメインのディフェンス:近い間合いで顔へのパンチを、ショルダーガードやガード、ダッキング等でディフェンスする練習です。ヘッドスリップでの見切りでなく、今回は、あえてガードを中心に行いました。この狙いは「打たれることに慣れる」「打たれる時に体を締められるようにする」「ガードのポイントをつかむ」「ガードのバリエーションを確認する」です。ガードは、左右の腕で頭を挟み込むようにして、肩でガードするショルダーガード、前腕を張って受けるガードなどがあります。

⑥右フックのディフェンス、カウンター:相手の右掌底フックに対してガードやダッキングでディフェンスを行います。前腕をはって受けるガードやショルダーガード、さらに、ガードする時にもう一方の手で相手の肩口をプッシュする様に押さえることで、そのまま掴んで膝につなげることができますし、もう一方の腕でカウンターの肘打ちをあわせることなど、攻防一体の技の練習も行いました。

4.自由練習:先週に引き続き、kさんとパンチの反応練習を行いました。初めは攻撃と防御に分かれて約束で行い、後でパンチの攻防を行いました。ガードをしながら相手の懐に飛び込んで肘や膝に繋げるなど、今日練習したガードを意識して使ってみました。ゼロ距離だと掴みがあるので展開がまた広がりますが、それも踏まえて、肘やプッシュなどを意識して使ってみるなど、研究をしました。

 稽古とは全く関係ありませんが、この日は皆既月食の日でした。稽古に向かう途中に月を見ると赤銅色の不思議なお月様でした。珍しい現象なので見ることができてよかったです♫