１９８０年代に巻き起こった世界的なＡＯＲ（大人向けロック）ブームを支えたドナルド・フェイゲン、マイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグスという３人の米ベテラン歌手が結成したバンド「ザ・デュークス・オブ・セプテンバー・リズム・レヴュー」が１０月、大阪などで初来日公演を行う。
フェイゲンは７０年代、ロック音楽とジャズをつなぎ目なく融合した米バンド、スティーリー・ダンの中心人物。
米音楽史に名を残す名作曲家でもあり、初ソロ作「ナイトフライ」（８２年）は歴史的な傑作で知られる。
マクドナルドも７０年代、イーグルスと人気を二分した米西海岸のバンド、ドゥービー・ブラザーズの中心人物。
白人ソウルを代表するシンガー・ソングライターで、革新的なコード（和音）進行で玄人筋を驚かせ、グラミー賞も受賞した大ヒット曲「ある愚か者の場合」（７８年）の共作者でも有名。
スキャッグスは米ＡＯＲ界を代表するシンガー・ソングライターで、白人なのに大ヒット曲「ロウダウン」（７６年）で普通は黒人が受賞する最優秀リズム・アンド・ブルース楽曲賞を獲得したほか、ＡＯＲを代表する名曲「ウィ・アー・オール・アローン」（同）も手がけた。
３人は２０１０年８月から行った初の全米ツアーが大好評で、今年６月２０日からツアーの第２弾を敢行中だが、こちらも往年のロック・ファンで大盛況だ。
日本公演でも各人が代表曲を披露する。
大阪公演は１０月３０日、大阪市北区のグランキューブ大阪で。
Ｓ席１２０００円、Ａ席１１０００円、Ｂ席９０００円。
問い合わせは大阪ウドー音楽事務所（電）０６・６３４１・４５０６。
（岡田敏一）
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