【スポーツ・ウオッチ】
7月22日に閉幕した男子ゴルフの今季メジャー第3戦、全英オープン選手権で最も優勝に近い選手に挙げられたタイガー・ウッズ(米国)は通算3アンダーの3位で終えた。
今季すでに3勝を挙げてはいるが、完全復活にはメジャー優勝が必須条件に挙げられる“スーパースター”だけに、緻密な作戦を立てて2008年の全米オープン選手権以来4年ぶりのメジャー制覇に挑んだ。
しかし、最終日の6番(パー4)でトリプルボギーをたたき「あのミスが痛かった」と嘆かせた。
■メジャー15勝目に十分の戦略
206個のバンカー北陸が散在するロイヤルリザム・アンド・セントアンズ。
1996年に開催された際、アマチュアで出場したウッズは22位タイでベストアマになったことで、トップ選手らと難しいコースでも戦える自信が深まり、プロ転向を決断させる後押しとなったとしている。
思い出深いコースだけに、攻略も手の内に入っていた。
「深いラフよりもバンカーを避けることがかぎ」と大会前に戦術を見据えていた。
実際、第1打でドライバーを持つことはごくわずか。
大半をアイアンで確実にフェアウエーをキープした。
4日間のフェアウエーキープ率は実に82・1%を誇った。
安全運転で15勝目のメジャー優勝を目指したウッズに誤算が生じたのは、最終日の6番だった。
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