野田佳彦首相は18日午後(日本時間19日未明)、消費増税関連法案について「21日が今国会の会期末。それまでに法案を採決するという基本的な姿勢は変わらない」と述べ、21日までの衆院採決をめざす方針を改めて強調した。訪問先のメキシコで記者団に語った。
民主、自民、公明3党による修正合意をめぐる民主党内の手続きについては「輿石(東)幹事長ら党執行部に全幅の信頼を置いている」と了承の取り付けに期待感を示した。首相はその後、主要20カ国・地域(G20)首脳会議でのスピーチで「我が国は財政健全化と経済成長は車の両輪と考えている」と訴え、消費増税関連法案の今国会成立を図ることを約束した。
民主党執行部内には、修正合意した法案に対する自公両党以外の野党による国会質疑も必要だとして「21日の採決は厳しい」との声も出ている。民主党は19日昼、社会保障・税一体改革推進会議で、同日夕から党内手続きのための合同会議を党本部で開く方針を確認。執行部は同日中の了承取り付けをめざす。(ロスカボス=松村愛)
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