≪松尾芭蕉一行と怪物との激しいバトル≫
俳諧師の松尾芭蕉が東北へ向かったのは、死んでから蘇り、人間を襲って仲間を増やすゾンビが江戸に現れた理由を探るためだった。
「おくのほそ道」の歴史的偉人を美形の青年に見立て、付き従った弟子も女装が似合う美少年にして描写。
原典に出てくる数々の名句も、怪物との激しいバトルの後に詠まれたものになっていて、違った風景を目に見せる。
作者の森晶麿(あきまろ)は第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した新鋭。
精緻なミステリーとは違った、血と死体と禁断の愛に彩られた世界を見せ、イラストの天辰公瞭(あまたつ・さとあき)がそんな世界を絢爛(けんらん)さにあふれた筆で彩る。
PHP研究所、650円。
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