週末は
日本代表vsオーストラリア首相XVを見てきました。協会会長選抜チームはよくありますが、首相の選抜チームというのは自分も初めて知ったのですが、クリケットではよくあることだそうです。
この辺は現在の日本協会会長の森元首相の政治力で実現したってところでしょうか。個人的にはラグビー関連でもアフォな発言ばかりしているので好きではないのですが、こういう政治力はかなり強力で代表強化という観点ではかなり有益であるので、その辺は認めざるを得ない感じです。秩父宮には安部首相も観戦に来たぐらいですからね。
他の理事がマトモならお飾りとして奉っておくのはまあいいのですけどね。
閑話休題。
スーパー14のチームのメンバ(ワラビーズも含む)が相手なので、勝敗は初めから気にしていないのですが、どこまで個々の力が通用するかを楽しみにしてました。
良かった:
・久富-松原-山村のフロントローはかなりスクラムを押し込んでいた。
相手も急造チームなので、次のレッズ戦でも押し込めれればWC本番でも
期待してよさそう。ただ、WC本番は連戦になるので、控えの層の厚さも
重要。相馬に変わってからちょっと不安定になったし。
・木曽のラインナウトのキャッチは相変わらず良い。競られても片手で
包み込むようにして取れるので多少ずれてもOKだし。ただこちらも
レッズ戦しだいですかね。WC本番を考えたら、せめてもう1枚は計算できる
ジャンパーが欲しい。
・箕内、オライリーも運動量豊富だし、ボールを持ったら確実にゲイン
できていた。問題は彼らがすぐに孤立してしまうこと。他のサポートメンバ
の素早い反応を求む。
格上相手でこんなに安心してセットプレーを見ていられる試合なんて何時以来だ?というぐらい安定感ありました。サイズはFWは全然ひけを取って居ないし、むしろ3列は日本代表の方がデカイので、セットプレー以外のFW戦でも互角以上に戦えるハズなんですけどね。まぁ今後に期待。
悪かった:
・ディフェンスラインの整備が遅いのと、前に出て圧力掛けるのか、待って
数人掛かりでやるのか、意思統一がされていない?
・タックルがそもそも腰が引けている場面多し。メンバ選考も含めて再考要。
・ラックでの当たりの強さとルーズボールへの反応速度違いすぎ。
この辺は訓練次第でなんとでもなるハズなので、少なくとも次のレッズ戦までにできるかぎり修正して欲しいですよ。
微妙:
・有賀はアタックは通用する感じだが、やはりディフェンスはもうちょっと
やれるでしょって感じ。1対1で踊る場面多し。
・赤沼のデキは正直良く分からない。もうちょっと下に刺さって欲しいが。
赤塚:
・(゜⊿゜)イラネ
なんで選考されているのか全然分からないんですけど...まだバツベイの方が良く分かるのですけどね。
今まで日本代表が負けると、セットプレーが安定しないからという論調が多かったと思うのですが、今回の試合でセットプレーが安定すればそれで戦えるという訳ではないことが示された訳で。なので、今後はブレークダウンの攻防・ルースボールへの反応・分厚いサポートが重要なテーマになって来ますかね。
まぁ結果はボロ負けだったけど、収穫も課題も多かったと思うので、レッズ戦までにどこまで修正してくるか、カーワンの手腕にが期待。
あと慶応vs明治戦もみたのですが、慶応の山田のキレキレっぷりがたまらないですね。ちょっとスペースがあるとスワーブで簡単に抜いていくし。次の早稲田戦でどこまで通用するかですね(というか、大学でやっていないでさっさとトップリーグで揉まれて欲しい)。サイズもそれなりにあるし、将来が楽しみ。
明治はとにかくマトモなBKコーチを付けてタックルできるようにしないといつまでたっても低迷から抜け出せない気が。あれだけスクラムとラインナウトで圧倒してもその後がボロボロだと勝てる試合も勝てないでしょ。まぁ伸びしろという意味では沢山あるとおもうので、次の帝京戦、早稲田戦に向けてどこまで修正できるかかな。
つか、タックルしない奴は4年でも外した方が良いと思う。