Uさん、こんばんは。
昨日の続きを綴りましょう。
動き出したのは、1月の下旬。
まず一本だったケーブルを二つに。
そこで、暫く放置。
少し経って、被覆剥きです。
透明のシースを1本剥いては放置、1本剥いては放置の繰り返し。
外皮はそれでもまぁ柔らかくて良いのですが、絶縁体の樹脂が異常な硬さです。
絶縁体が線材(導体)と完全に一体化しています。
いつもは、ホットナイフ代わりのはんだこてでケーブルの被覆に切れ込みを入れ、その後、引っ張り抜くような手順で導体を露出させます。
が、HESはこれが出来ません。
絶縁体に熱を加えると溶着して、却って硬く導体に絡みつくようになります。
そこで仕方がありませんが、小さなナイフで、鉛筆の芯を細くするがごとく(あるいはリンゴの皮をむくように)、絶縁体の表面の方から薄くそぎ落とすようにして、樹脂部分を取り除き銅線をむき出すようにしました。
樹脂が硬くてナイフで上手く削げ落とせません。
力の入れ具合は間違えますと、スパッといってしまいそうです。
これは少し危険ですし、気を使いながらの手間が結構掛かります。
1本やってみたら、もうやる気を完全に削がれました。
そこで再び放置です。
数日たって気を取り直し、再度鉛筆削り。
これを数回繰り返してやって、8箇所分の末端の被覆が取り除けました。
※要するに、Wireworldとしては、これが嫌ならちゃんと端末処理をしてある製品を買え、ということですかね。
後は、プラグを付けるだけです。
バナナプラグです。
ネジで線材を締め付けるタイプで、所謂、ソルダーレスです。
バナナプラグは圧着度合に欠けるから余り良くないとされているようです。
その上にネジで締め付けるタイプはさらに良くないとされています。
しかもこれは結構安いタイプです。
高級品を使っている方からすれば、噴飯ものかもしれませんね。
そしてスピーカー端子とスピーカーケーブルを頻繁につけたり外したりをします。
直付け・Yラグは着脱の手間がかかり過ぎて選択できません。
自分はめんどくさがり屋ですから、これで良いです。十分です。
音質よりもここは使い勝手です。
数日掛けて、ちょっとずつケーブルに8本のバナナプラグを組付けます。
やっとこさ終わったのが、2月の半ば頃。
これで、オーディオサウンドを久しぶりに聴くことが出来ます。
今日はここまでです。
ではこれで失礼します。
ごきげんよう、さようなら。