「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【2022/08/22声明】「私たちは国葬に反対します」生協だれでも9条ネットワーク世話人会

2022-08-27 11:03:51 | 参加のよびかけ

<2022年8月22日 「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会>
 「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会は、旧統一教会問題や故安倍首相国葬問題 について論議を重ね、以下の「私たちは国葬に反対します」の声明をまとめました。 ご参照ください。
【声明】「私たちは国葬に反対します」
 私たちは故安倍首相の国葬に反対し、政府に対して閣議決定の撤回を求めます。
 岸田首相は2022年7月22日に「2022年7月8日に亡くなった故安倍晋三の葬儀を9月27日に東京・日本武道館で行う」ことを閣議決定しました。葬儀は国において行い、故安倍晋三国葬儀と称し、葬儀委員長は岸田首相が務め、費用は 政府が全額負担することなどです。この閣議決定の内容に対し国民は大きな疑問を抱きました。
 日本では1947年に国葬令が失効しました。旧国葬令は天皇の勅令で行う国威高揚ための儀式であり民主主義に反するもので、その失効は当然でした。 それに代わる法律はなく、国民を代表するはずの国会での論議がないままに慌ただ しく閣議決定を行ったことは、民主主義を根本から無視する暴挙であり、許されることではありません。
 そのうえ、閣議決定後に故安倍首相やなかでも自民党安倍派を中心とした数多くの現職国会議員が、霊感商法などの消費者被害を発生させている「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)」と何らかの関係があったことが次々と明らかになっていま す。このことを含め最近の各種報道機関の世論調査では「国葬反対」の意見が過半 数を越えてきていること、そしてこのまま強行すれば民意の分断になることを政府 は深刻にとらえるべきです。
 私たち「生協だれでも9条ネットワーク」は2014年秋に『集団的自衛権の容認・解釈改憲、原発再稼働』など世論を無視して強引に進める安倍政権の暴走を憂慮し、国会周辺での集会や行動に参加する生協の関係者有志によって立ち上げました。この間の故安倍首相による「モリカケサクラ」問題に象徴される民主主義への蹂躙や「アベノミクスの三本の矢」と称した経済政策の失政、現行日本国憲法への 露骨な違憲行為、攻撃を私たちは見過ごすことが出来ません。故安倍元首相に関連する「モリカケサクラ」問題等いくつかの疑惑については政治の公正性と透明性を取り戻す観点から、速やかに国会を開催し旧統一教会との関わりを含む詳細な調査と真相究明を求めます。
 諸物価の高騰や繰り返すコロナ禍による生活基盤の悪化、また、国際情勢もウクライナや台湾に見られるように不安定を増しており、私たちが政治に求めるのは「 くらしといのち、平和を守る」ための国会での論議と民主的な政策とその遂行です。 弔意を示すことはもともと個人の内心の自由の問題であり、すべての国民に弔意表明を強要するような国葬は民主主義に反するものであり、その費用を国民の税金で 賄う故安倍首相の国葬に反対し、直ちに閣議決定を撤回することを強く要求します。


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