年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

クイナ (2)

2023年11月13日 | 写真~野鳥

 
クイナ (水鶏、秧鶏、水雉) は、本州中部以南の水田、河川、湖沼周辺の湿地に冬鳥 として飛来しますが、数は少なく、また半夜行性で、昼間は草むらや茂みの中で休んでいることが多く、その上、とても臆病で非常に警戒心が強く、めったに姿を見られないという意味でも、珍鳥 と言える野鳥です。
 
先ず、どういう場所で出会えたのか、(↓)でお判り頂けるでしょうか?
 水辺に枯れた雑草の茂みがあり、手前と奥には黄色い花が咲いています。 赤い楕円の中に「草被り」状態で 赤い嘴と白いアイリングが目印になる右向きのクイナがいます。 

 
それでは、クイナを見て頂きましょう。
クイナは、体の大きさに対して長めの嘴(くちばし)の上側は黒いですが下側は赤くなっているのが特徴の一つです。
 
クイナの体色の特徴は、顔から胸は青灰色ですが、目の下と胸はオリーブ褐色なこと、また、脇から下腹と下尾筒は鮮やかな白と黒の粗い横縞模様になっていることです。

 
(↑)では、手前向きに顔を向けていて、赤い下嘴が見えず、黒い上嘴しか見えないのですが、ほぼ正面顔です。

 
(↓)は、目が水に浸かる程、顔を水中に入れて餌取りをする姿です。  クイナは水中に潜ることもできるそうです。 クイナは雑食性で、昆虫や小魚、カエル等の両性類、植物の実や若い芽など、ほぼ何でも食べるようです。 

 
先週 5年振りに出会えたクイナに 今も興奮冷めやらず状態の爺さまでした。(笑)
 
 

 

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ムナグロ (9) ~ 冬羽

2023年10月18日 | 写真~野鳥

 
ムナグロ   (胸黒) は、春と秋の渡りの時季に日本に立ち寄る 旅鳥 で、ムクドリ位(全長24cm位)の大きさの チドリの仲間です。
 
ムナグロ冬羽 は、顔から胸にかけての 夏羽では真っ黒だった部分が、淡い黄褐色となり、横斑が入ってきますが、黒く短い嘴(くちばし)と黒い目、白い眉斑に特徴があり、何といっても横から見ると浅いヘルメット状(坊ちゃん刈り風?)の頭部と、目の後方斜め下方の 耳羽 (じう)周りよりも濃い褐色になって目立つのが最大の特徴で識別点です。
 
(↓)の写真には、背中の模様が薄い褐色と 濃い黒褐色の2羽のムナグロ冬羽が写っていますので、区別して見て下さい。 

 

 
 
(↓)は、背中の模様が薄い方の1羽ですが、右足だけで立っていて、普通は休憩ポーズで、畳んだ左足の踵(かかと)が下腹部に少しだけ見えています。 実はこの子は左足が怪我をしており上手く歩けないことを発見しました。(→ 残念ながら、びっこで歩く姿の写真はありません) だから、この子の写真は、ほぼ同じ所で右足立ちの写真しかありません。 お気付きになりましたでしょうか?  違う場所とか歩いている姿の写真は、背中の模様が濃い方の子なのです。

 

(↓)は、ムナグロ冬羽の腰と腹は白いという証拠写真です。 

 
私めの「鳥撮り」の使用機材は、キャノンのパワーショット「SX70HS」ですが、今年4月末に「レンズエラー」とのエラー表示が出て(→ こちら)、それ以降現在も AF(オートフォーカス)の作動不全になったままでおります。 車を買い替えたりと、物入りが続いており、カメラの買い替えまで手(金)が出せません。(とほほ)  ピントが大甘の お見苦しい写真が多くて申し訳ありませんです。 m(_ _)m 

 

 

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コチドリ (4) ~ 冬羽 or 幼鳥

2023年10月13日 | 写真~野鳥

コチドリ (小千鳥)は、日本では本州、四国、九州で繁殖する夏鳥ですが、西日本以南の暖地では少数が越冬する留鳥扱いで、広島県でも留鳥扱いとなっております。
 
コチドリ夏羽は黄色いアイリング、頭部の特徴的な黒白模様で、容易に識別できるのですが、コチドリ冬羽は全体の色がより褐色味を帯び、頭部の黒白模様が無くなってしまいます。
  
コチドリ幼鳥は冬羽に似ているが、背中に白っぽい羽縁があるのですが、それも擦り切れて白い羽縁があるのやら無いのやらの状態になって、冬羽なのか幼鳥なのか、まことに識別が難しい状態になり、大いに惑わせ困らせます。(↓)

 
冬羽か?  幼鳥か? 私めには難しくて断定できませんでしたので、「冬羽 or 幼鳥」のタイトルとしました。(笑) 
 
尚、嘴の形が明らかに違いますので、イカルチドリではないと断定できます。 
 
 

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ヒクイナ (3)

2023年10月11日 | 写真~野鳥

 
ヒクイナ (緋水鶏、緋秧鶏) は、一般的には 夏鳥 ですが、関東以西では越冬するものもいて、冬鳥扱いになっている所もあります。
 
ヒクイナは全長23cm前後のムクドリ位の大きさで、非常に警戒心が強いことでも有名な野鳥で、姿を見ることはごく稀なことで、まぁ 一言で言えば 「 珍 鳥! 」です。

 
(↑)のように、ヒクイナの姿は、体下面が紅い! 足が紅い! 目が紅い! という名前通りの緋色一色のイメージ で、  尾羽を上げて歩くという特徴があります。(↓)

 
(↑)のように、ヒクイナの腹から後方、下尾筒まで白色と黒褐色の縞模様があります。
 
ヒクイナは、国の準絶滅危惧種 に、また 私めの住む広島県でも絶滅危急種 に指定されており、その意味でも「珍鳥」です。
 
 

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ダイシャクシギ (4) ~ 2羽

2023年10月04日 | 写真~野鳥

 
去る8月15日前後に近畿に上陸した台風7号に巻き込まれて珍鳥が迷い込んで来ていないか、台風通過後に見に行った際に、ダイシャクシギ  (大杓鷸) 一羽を発見したと書きました(→ こちら)。
 
その後 9月中旬と下旬にも行きましたが、やっぱり1羽だけでした。 が、9月末の3回目には1羽増えて2羽になっておりました。 珍しいダイシャクシギが2羽同時に居るという珍しい光景に出会えました。 (↓)

  
(↑)はどれもとても遠くて証拠写真レベルですが、左側/手前側の体が比較的白っぽいのが1羽目で、奥側/右側の体がやや大きいのが2羽目です。
 
ネット検索した所、ダイシャクシギは雌雄同色だが、メスの翼長が294㎝~318㎝で、オスは280㎝~312㎝だとの記述があり、体がやや大きい2羽目がメスだと思われます。
 
ちなみに、翼長(よくちょう)とは、畳んだ翼の長さで、人の手首に当たる翼角(よくかく)から翼の先までの長さで、ほぼ見た目の胴体の長さになります。
 
 
 

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クサシギ (5)

2023年09月25日 | 写真~野鳥

 
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の 最後の第6弾です。
  
クサシギ  (草鷸) は、全国的には、春と秋の渡りの時季に渡来する 旅鳥 ですが、関東以南では (私めの住む広島県でも) 越冬の記録がある為、 冬鳥扱いになっております。

 
山口県岩国市南岩国のレンコン田へ行くと何かしらの成果があるので、ちょっと遠いですが、ワクワクして行けるので楽しみですわ。 
 
 

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タシギ (7)

2023年09月22日 | 写真~野鳥

 
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の第5弾です。
 
タシギ (田鴫)は、日本では、春と秋に渡りの途中に飛来する旅鳥、もしくは本州中部以南では越冬のため飛来する冬鳥で、広島では冬鳥となっています。
  
何かに驚いたのか辺りの鳥全部が一斉に飛び立ってしまい、タシギは(↓)のピント外れ気味の2枚しか撮れませんでした! (笑)

 
過去 南岩国の「レンコン田」では 春の渡り(4月下旬)でも(→ こちら)、秋の渡り(9月下旬)でも(→ こちら)、タシギを観察したことがあります。 
 
 
 

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ハシビロガモ (7) ~ ♀

2023年09月20日 | 写真~野鳥

 
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の第4弾です。
  
ハシビロガモ (嘴広鴨)は淡水沼に渡来する冬鳥で、名前の通り、嘴(くちばし)の先が幅広く、側方の櫛(くし)状の歯板が発達して、水面濾過食をするのに便利なようになっております。

 
カモ類の翼(次列風切羽)で 特別に光沢があって、ある色彩をしている部分を「翼鏡」 (よくきょう) と言いますが、ハシビロガモの翼鏡は雌雄とも緑色です。(↓)

 
冬鳥のカモ類を9月上旬のこの時季に観察したのは、私めにはほぼ初めてのことでした。 冬鳥のカモ類を観察できるのは、広島市近郊では10月になってからですね。 このまま越冬して来春まで居るのでしょうかね?
 
 

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ツルシギ (2) ~ 冬羽

2023年09月18日 | 写真~野鳥

 
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の第3弾です。
 
ツルシギ (鶴鷸)は、春秋の渡りの時期に日本に渡来する旅鳥で、脚は赤色、嘴は全体に黒く 下嘴の基部だけが赤色なのが特徴です。 
 
体全体が黒い夏羽から、体上面が淡い灰褐色で下面は白というシギ特有の地味な体色になる冬羽に ほぼ換羽してしまっていますが、脇に黒い夏羽の名残りが見えます。(↓)

 
尚、ツルシギは国(環境省)の絶滅危惧II類に指定されている珍鳥の部類の旅鳥で、広島県でも観察数が少なくなっています。 黒い夏羽を撮りたいものですわ! 
 
 

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ソリハシシギ (6)

2023年09月16日 | 写真~野鳥

 
新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ、秋の渡りの「鳥撮り」に行ってきた成果の第2弾です。
 
ソリハシシギ (反嘴鴫)は、春と秋の渡りの時季に日本に飛来する旅鳥で、名前の通り 上向きに反った長めの嘴(くちばし)と短くて黄色い脚が特徴です。 ソリハシシギとは2年ぶり位の御対面でした。(↓) 

  
ソリハシシギは、広島県では干潮時の河口干潟で採餌し、満潮時は海上の(牡蠣)イカダで休む姿がよく見られます。 
 
 
 

 

 

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アカアシシギ (2)

2023年09月14日 | 写真~野鳥

 
去る9月10日(日)、 8日(金)に納車されたばかりの新車、ホンダN-WGN(エヌワゴン)を駆って、50㎞ほど離れた南岩国のレンコン田へ秋の渡りの状況確認で鳥撮りに行ってきた成果を報告します。 
 
先ず、春秋の渡りの途中に日本に飛来する旅鳥で、その名の通り、赤い脚が特徴のアカアシシギ(赤足鷸)です。 

 
尚、アカアシシギは国(環境省)の絶滅危惧II類に指定されており、広島県でも観察例は稀れな珍鳥の部類の旅鳥です。
 
 

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ダイシャクシギ (3)

2023年09月01日 | 写真~野鳥

 
去る8月15日前後に近畿に上陸した台風7号に巻き込まれて珍鳥が迷い込んで来ていないか、台風通過後に見に行った際に、ダイシャクシギ  (大杓鷸) 一羽を発見しました。
 
ダイシャクシギは全国的には旅鳥ですが、広島県では冬鳥扱いで、国の絶滅危惧II類 に指定されているホウロクシギよりも ダイシャクシギの方が数が少なく、広島県の希少種に指定されている「珍鳥」です。 そんなダイシャクシギを8月中旬に発見したのですから、台風に巻き込まれて広島に迷い込んだ可能性が高いですね。
 
先ず、発見したのがホウロクシギではなく、ダイシャクシギだという証拠写真から始めます。(↓)

 
ダイシャクシギは、大きく下方に湾曲した長い嘴と長い脚、顔から腹にかけて黒褐色の縦班が特徴で、体下面と翼下面と腰上面が白いのが、よく似た姿だがそれぞれ淡褐色のホウロクシギとの識別点ですので、(↑)のエンゼルポーズ翼下面と腰上面が白いダイシャクシギだと はっきり判りますね。
 
以下、説明不要でしょうから、続けて見て行ってください。

  
以下3枚は、アナジャコを捕食する様子です。

 

 
今日は10枚の写真を見て頂きましたが、本当はその倍くらいの写真を見て頂きたいです。 10枚に選ぶのに苦労しましたですわ(笑)。    命が危険な程の「熱さ」の中での 久しぶりの鳥撮りでした。
 
 
 
 

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タカブシギ (5) ~ 夏羽

2023年06月07日 | 写真~野鳥


タカブシギ (鷹斑鷸) は、春と秋の渡りの時季に日本に飛来する 旅鳥 です。

タカブシギ夏羽は、頭から胸にかけては白地に褐色の縦斑が密に入っており、体の上面は黒褐色で、黒色や白色の横斑や斑点が入っています。

(↓)で脚の色が黄緑色であることにも注目で、似た姿だけど脚が灰緑色のクサシギとの区別点です。

 
尚、タカブシギは環境省の 絶滅危惧Ⅱ類 に指定されております。
 
 
 

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クサシギ (4) ~ 夏羽

2023年05月31日 | 写真~野鳥

 
クサシギ  (草鷸) は、全国的には、春と秋の渡りの時季に渡来する 旅鳥 ですが、関東以南では (私めの住む広島県でも) 越冬の記録がある為、 冬鳥 扱いになっております。
 
4月末に、私めの鳥撮り用一眼風コンデジ、キャノンパワーショット SX70HS が故障し AFがうまく作動しなくなったその日に撮ったのでピントが大甘ですが、クサシギ夏羽は、背と翼に はっきりとした細かい白い斑紋が数多く散在しているのが特徴です。(↓)

 

 

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オオヨシキリ (2)

2023年05月26日 | 写真~野鳥

 
4月末に、私めの鳥撮り用一眼風コンデジ、キャノンパワーショット SX70HS が故障しAFがうまく作動しなくなったと書きました。

SX70HS が故障したその日に撮ったのでピントが大甘ですが、夏に日本に来て繁殖する 夏鳥 オオヨシキリ (大葦切) です。(↓)

 
オオヨシキリは、ヨシ(葦、葭)原に住み、うるさい程の大声で長く忙しくけたたましく鳴き続けるので、直ぐにその存在が判ります。  (↑)では はっきりしませんが、大きな口を開けて鳴くと、口の中が赤いのも特徴です。
 
尚、オオヨシキリは 一夫多妻 でも有名ですね。(笑)
 
 
 

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