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【136】愛宕念仏寺  京都 嵯峨

2008年07月23日 | 【 京都の古刹 】
【136】愛宕念仏寺  京都 嵯峨

住所 京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町
宗派 天台宗
山号 等覚山
開山 弘法大師
本尊 千手観世音菩薩

重文 本堂 木造千観内供坐像
備考 五百羅漢

 一の鳥居に茅葺きやねの集落がある嵯峨鳥居本の先にある寺で、境内に一般の人が刻んだ五百羅漢が約1200体あります。称徳天皇の開基で六波羅蜜寺に空也上人ゆかりの寺として鴨川近くにあったが、鴨川の氾濫により流失した後、天台宗の僧千観内供により再興され大正時代に現在地に移築した。千観内供の像は、六波羅蜜寺の空也上人像とともに肖像彫刻の傑作と言われています。あだしの念仏寺は、気味の悪い寺でありながら観光客の多い寺です。こちらの愛宕念仏寺は、本尊千手観音、千観内供像、五百羅漢と見る物も多く楽しませてくれる上、由緒ある寺でもありますが、観光客は殆ど来ません。だからこそ、五百羅漢を見疲れたら、のんびりと本堂で休み、ボーッとしてまた見るを繰り返し、結果、自分ならこんな羅漢さんを彫るだろなぁ~と思いを馳せ時間が経つのを忘れてしまいます。
 五百羅漢の始まりは、住職さんが美大で彫刻を学び刻んだのが始まりです。口コミで私も私もと、何かの記念にと一般の方が住職さんに教わりながら彫りだして現在に至ります。人それぞれ、魂のこもったお姿をされていますので一体一体、彫られた方の元気玉を頂きながら見ることができます。私の好きな寺のひとつです。


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