前の病院シリーズ、いよいよ最終回(笑)
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執刀医の先生の話がひととおり終わり、その場で「じゃ、オペ希望だったらここにハンコ押して持ってきて」と言われて、同意書を渡されたのには驚きました。
(先生がメモしていた用紙は、手術同意書だったのです)
他にも「輸血及び血漿分画製剤使用同意書」をもらい、「ここにハンコね~」と先生。
内容を読むと、難しい専門用語がいろいろ書いてあり、‘副作用’や‘留意点’の欄を見ると、ちょっとコワくなるような事がいろいろ
手術はしないでおこうと思ったけど、一応「今申し込んだらオペはいつごろになるんですか?」と聞いてみた。
先生は「今は3月末やから・・・早くて6月、ま、7月くらいか8月かな」
・・・そんなにつまってるんだ・・・。スゴイなぁ。
約40分間、こちらの度重なる質問にも嫌な顔ひとつせず、根気よくメリットとデメリットをわかりやすく説明してくださった執刀医の先生には、感謝の気持ちでいっぱいでした。
(でも、この時間と内容で1万円はやっぱりイタかったなぁ~)
丁寧にお礼を言って退席。
いつも診察をうける3Fに行くと、土曜日だったこともあり、待合室の椅子に座りきれない人が沢山いるくらい混んでいました。
(私はいつも朝一番で行くので、こんなに混んでるのを初めて見ました)
初めて病院について来たひげぴよは、「こんなに沢山の人が来てはるんやな・・・」とビックリした様子でした。
「私ね、やっぱり手術はやめる。今から、前に話した江坂の病院に行ってみる。」
「そうやな。あのリスク説明はビビったわでも、デメリットもちゃんと言ってくれて、いい先生やったな。それと、途中で来たのがいつも診てもらってる先生か?あれはないやろ~
」とひげぴよ。
「うん。私もアレで転院の決心がついた。悪い先生じゃないし、熱心やけど、私はアレを笑ってすませられるほど人間できてないわこれからもストレスを感じると思うから、ここは卒業する。」
ひげぴよ激しくうなづく
そして、「・・・腹腔鏡手術は、IVFに進んでも結果が出なくて、‘やっぱり癒着が原因じゃないか’とか‘どうしてもお腹の中を見てスッキリしたい’、と思ったら、それからやってみてもいいんじゃないかと思うよ」と言ってくれました。
これにはビックリあんなに嫌がっていたのに・・・感情論じゃなくて、彼は彼なりに、どうするのがベストか、いろいろ考えてくれたんだな・・・と、ちょっと嬉しくなりました。
座るところもないし、草野球の試合を控えていたひげぴよには、先に帰ってもらう事に。
しばらくすると、担当の看護師さんに呼ばれました。
「どうでしたか~?決心つきました?」と聞かれたので、「正直、ラパロを受けて自然妊娠を待っている時間はないんじゃないかなぁと気になってるんです。結婚して6年半だし、もう35歳になるし。」と答えました。
「ん~、でもだめぴよさんは、まだ若いから大丈夫だと思いますよ」と看護師さん。
「でも、ほとんどの本には35歳をすぎると確立が下がっていくと書いてあるし・・・。今35だから、待ってたらすぐに年とるし・・・」と言うと、「大丈夫、大丈夫
ウチのクリニックでは若い方ですよ
」と言われました。
初診の時、先生に「年齢が上がるにつれて、どんどん妊娠しにくくなるんや。今まで何してたんや」と怒られたことを思い出しました。
矛盾してるなぁ…やっぱりここでは何かがかみ合わない
「帰ってから主人ともよく相談します」と答えて、丁寧にお礼を言い、会計を待つ。
すると、婦長さん(?)というかベテランの看護師さんが走り寄ってきて、「だめぴよさん、ごめんなさいね~説明会に顔出せなくて。今日は患者さん多くて、バタバタ忙しくて。悪かったわね~」と謝られました。
本来なら看護師さんが付いてくれるはずだったのかぁ
謝られなかったら、「誰も来ないものなんだ」と思って、今さら腹もたたなかっただろうけど、なんかナイガシロにされたようで、悲しかったです。
こっちは1ヶ月半も前から予約してて、今日の説明に1万円も払ってるんだぞ~
この病院はそこそこ有名で、開業以来ずっと不妊治療専門で頑張っているクリニックです。
家から一番近かったからという単純な理由でココを選びましたが、私の親の世代にも「○○さんに通って、授かった」という人が少なくなくて、地元では信頼のおける病院です。福井県や加古川(兵庫県)から通っているという人もいました。
妊娠という嬉しい結果での卒業はできなかったけど、いろいろとお世話になり、感謝はしています。
でも、以前読んだ「体外受精レッスン」という本に書いてあったように、「常勤の医師が2名以上いる」というのは重要な項目のような気がします。
どう考えてもこれだけの患者さんを一人の医師で診るのには限界があるように思えました。
どうか、先生が決断して医師を増やして、今よりきめ細かい診察をしてくれますように・・・。
ちょうど生理3日目だったこの日、私は会計を済ませたその足で、江坂にある、今お世話になっているクリニックに向かったのでした
これで、「現病院に転院する前」のお話はおしまい。
・・・今まで悩んだり落ち込んだりしながら治療を続けてきて、「えいやっ!」とIVFに進むまでのひととおりを振り返ることができました。
自己満足だけど、スッキリしました
もう振り返り作業はやめて、前を向いていきたいです。
今まで読んでくださった皆さん、愚痴のような話にお付き合いいただいて
本当にありがとうございました
♪今日の一枚
二週間前に出席した結婚式でいただいたお花たち
長文を読んでいただき、ほんとにありがとうございました♪
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自分の納得できる治療法と、いかに親身になってくれるか・・・も重要ですしね。
IVFともなれば、お金も今まで以上にかかるから、やっぱり使うお薬を考えてくれたり、アプローチ法を提案してくれたりってとても重要ですね。
それに、ひげぴよさんの言う通り、IVFをやって、やっぱり納得できなかったときに、手術を受けるのも手ですもんね。
IVFで授かれば、手術の必要ないですしね!
IVFに抵抗があって、自然妊娠にこだわる人は、手術するしかないかもしれないですけどね。
今周期の移植、卵ちゃんがお腹にしっかりしがみついてくれるように、応援しています!
やはりだめぴよさんのように自分が納得
いくまで治療法や病院選びはじっくり考えないと
いけませんね。
とても勉強になりました☆
ありがとうございました!
そしてこれからも応援してます
私も今の産科の先生にちょっと不信感が・・・
転院しようかなぁと思ってます。
私の場合、不妊専門でなく、また産科への転院なので
あまり意味はないのかもしれないですけど
学校で詳しく習ったわけでもない不妊治療について、納得できる方法を決めるのは本当に大変ですよね。皆さん試行錯誤を重ねて、自分なりの進み方を見出していて、そういう経験を重ねながら強くしなやかになっていくのかな・・・。
私もね、ひげぴよが言ったように、ラパロはIVFに進んだ後で受けるのも選択肢の一つかなって思います。悩みまくってる時はまったく思いつかなかったし、お医者様からそういう一案もあるよ、とも言われてなかったので、目からウロコでした
いよいよ移植スケジュールが気になってきました。頑張りますっ
♪まゆみさん
難しい選択をせまられる事も多いし、どれが正解なのかもわからないけど、だからこそ「自分が決断する」って事が大切だなって思います。
少しでも参考になったのなら嬉しいです
転院は悪いことではないけど、よく調べてからでも遅くないと思いますよ。
おせっかいかもしれませんが、「いつかできればいいな」ならいいけど、「今すぐにでも授かりたい」と思われてるなら、すべての不妊検査を行っているところで検査だけでもひととおりしてもらったほうがいいと思います。
意味がないかもと思いながらの転院では、時間もお金ももったいないような気がして・・・
産科の不妊相談では、してもらえない検査も多いようです。例えば、抗精子抗体とか高プロラクチン血症(潜在性含む)、子宮内膜組織診検査などです。これらは妊娠出産経験のある人でも、二人目不妊でよくひっかかる事があるそうです。
いずれにしても、まゆみさんにとって後悔のない選択ができますように・・・
気分を害されたらごめんなさい。でも、応援させてくださいね