でも、今回はテストラン、懐かしさもあって往きは国道を走ります。
大紀町を走るJR紀勢線梅ヶ谷駅を過ぎると、山間部から勢い綺麗な海が広がります。熊野灘です。
荷坂トンネルを抜けると標高200mほどの荷坂峠を一気に海抜0mの海の町紀北町紀伊長島に入っていきます。
東紀州の玄関口、道の駅紀伊長島マンボウ、マンボウの串焼きやサメの串焼きが売られていますが、やっぱり、ここまで来れば東紀州名物さんま寿司でしょうね。
それにしても、やっぱり南国、暖かいです。出発した頃は少し寒かったのですが、気温は10度越え、ダウンジャケットは不要でした。
芝生で遊ぶ若い人、片上池湖畔で寛ぐ年配の人々、何かのんびりした雰囲気が漂っています。
さて、一息入れて、尾鷲に向かいます。海山町を過ぎる手前、種まき権兵衛の里近くに道の駅海山があります。
世界遺産熊野古道伊勢路、石畳のある人気の馬越峠、その入口近くの道の駅、レストランや休憩所にトイレ、情報コーナーや特産品販売所がありました。
尾鷲が見えてきました。しかし、ランドマークだった三田火力発電所の高さ230mの煙突は既に撤去されていました。
寂しい思いのまま、いつも訪れる場所へ、田舎おやじが40歳台の頃に植えた、記念の木、真ん中のサザンカが田舎おやじの木です。
もう、30年近くになります。すっかり剥がれ落ちて、ネームプレートの文字は読めません。
おそらく、何故、此処にサザンカの木があるのか、その事を知る人もいないでしょう。
でも、綺麗に剪定していただいて、花をつけていました。
たった2年余りの単身赴任でしたが、思い出の地、大きくなったサザンカに、また、会いに行きたいと思います。次、続きます。