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総合・テーマ史 ★★ テーマ-001 英語の歴史 

2018-01-04 | 入試問題+ゴロ合わせ

 06 津田塾大学(学芸) 一部改

【問】次の文を読み、設問に答えなさい。

 大< a >島イングランド地方の主要な言語である英語は、ゲルマン人の中で、< b >世紀に移住してきたとされる、アングロ=サクソン人と呼ばれる諸部族の言語が基になっている。それ以前の住民の多くは、< c >系であるが、彼らの言語は地名を除き英語への影響は大きくないと考えられている。

 この地方ではローマ教会による布教が6世紀末から行なわれ、アングロ=サクソン人たちはキリスト教に改宗していく。それにともないローマ教会で使われる< d >語の宗教用語などが英語に入っていくようになる。その後、北ゲルマン系の< e >人が来襲するようになった。彼らの一部はやがて定着し、アングロ=サクソン人と同化していくが、その言語は、英語の基礎的な部分にも影響を与えている。

 さらに、< f >の北西部に定住した< e >人である< g >が1066年にイングランド王になった。これにより支配層の言語が< f >語になり、この言語から英語は多くの単語を受け入れた。次の< h >王朝も本拠は< f >にあったので、同じ状況が続いた。また< d >語は書きことばとして使われ、(あ).イングランドの最初の憲法とされる大憲章(マグナ=カルタ)もこの言語で書かれた。 
 しばらく< d >語と< f >語に公的な役割を奪われていた英語は、貴族が大陸ヨーロッパへの関心を失ない、(い)都市住民や土着化した騎士が力をもつようになると、表舞台に戻ってくる。14世紀半ばには、議会や法廷での英語の使用が始まった。宗教改革の先駆者とされる< i >は初めて聖書の英訳を試みた。また、英語で文学作品が作者名を明らかにして書かれ始めた。その代表的な作者であるチョーサーは『< j >物語』を書いた。

 15世紀半ばにヨーロッパ大陸で実用化された活版印刷は、比較的短期間でイングランドにも導入された。この世紀の前半には、英語は公用語の地位を固め、書きことばの標準も定まってきたが、こうした書きことばを広めるのに、活版印刷により安価になった書物が役立った。しかし、司法や学術などの分野で< d >語と< f >語も使われ続けた。

問1
空欄< a >~< j >に最も適当と思われる語を入れなさい。
問2
下線部(あ)について、この文書は、課税についてどのようなことを述べていますか。
問3
下線部(い)について、1265年に貴族であるシモン=ド=モンフォールが、国王に認めさせたことは何ですか。それを説明しなさい。
 

解 答 

問1
ブリテン  5    ケ ル ト ラ テ ン ノルマン
フランス ノルマンディ公
ウィリアム
プランタジネット ウィクリフ カンタベリー
問2 新たな課税には高位聖職者と大貴族の会議の承認を必要とすること。
問3 高位聖職者と大貴族の会議に、州の代表の騎士や都市の代表の市民を加えて国政に参加させること。
 
解説.

 <b>.5世紀前半、既に西ローマ帝国ではイタリアやガリアにゲルマン人が侵入し、ラヴェンナの西ローマ政府にはイタリアから遠いブリタニアを維持する力は残っていなかった。

残された属州の住民たちは自分たちで防衛と自治に当たらなければならなかった。このことは410年に皇帝ホノリウスがブリタニアに送った手紙に現れている。

ローマ人の撤退以後、ブリタンニアでは古来からのブリトン人の部族制が復活する。それぞれが王を戴く部族国家が乱立し、政治的統一がされる前にゲルマン系アングロ・サクソン人の侵入を迎える。混迷の暗黒時代の到来である。

< i >「宗教改革の先駆者」で「めて聖書の英訳をした」のはは(うぃ)クリフ。

問2.

1215年 〈大憲章(マグナ=カルタ)〉★★★


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