●イギリス(ハノーヴァー朝)
The British Parliament enacts the Factory Acts limiting child labour.
人(ひと)はさんざん 工場へ。
1833年 18歳未満の夜間労働禁止 工場法 ロバート=オーウェン
1832年の第1回選挙法改正では、労働者に選挙権が与えられなかったが、労働者がしだいに大規模な工場で働くようになると、団結する機会がふえ、労働者階級としての意識にめざめ、労働組合も結成された。
ホイッグ党政権は、労働者の不満を解消するため、ロバート=オーウェンが訴えていた工場法を1833年に制定し、18歳未満の夜間労働禁止と12時間労働などを規定した。
しかし、労働者たちはこれに満足せず、より民主的な選挙制度を求め、1837年からオコンナーらを指導者として六カ条の要求を掲げたチャーティスト運動が起こった。
こうしたイギリスの労働運動をみて、マルクスは、1848年にエンゲルスとともに『共産党宣言』を発表した。
※19世紀以来、各国で同様の法律が制定され、日本でも1911年に工場法が制定された。
《空想的社会主義者》
産業革命による資本主義の発展を背景として、イギリスのロバート=オーウェンは工場法の制定に努力した。フランスのサン=シモンはアメリカ独立戦争に参戦したことで知られ《「独立戦争」に〈参〉=シモン!》、フーリエはファランジュ(農業主体の協同組合的理想社会)を主張した。
王(おう)さんのふり 空想じゃ。
ロバート=オーウェン サン=シモン フーリエ 空想的社会主義者
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