中央アジア、アム川上流のイラン系のクシャーナ族が建てた王朝。
45年頃、族長のクジュラ=カドフィセスは服属していた大月氏を滅ぼして独立。
中央アジアから西北インドまでを支配した。
130年頃、カニシカ王が出て西北インドを中心にガンジス川中流域から東トルキスタンに及ぶ領土を支配して首都をプルシャプラ(現在のペシャワール)に置き、この国の全盛期をつくった。
この王朝の下で大乗仏教とガンダーラ美術が形成された。3世紀西方にササン朝ペルシアが建国されると、これに圧迫され衰退した。
プルシャプラ カニシカ王によって置かれた都のプルシャプラはクシャーナ朝と〈シャ〉が共通していることを意識して覚えると効果的。ついでにクシャーナ朝を衰退させたササン朝の王も〈シャ〉のつくシャープール1世である。
●クシャーナ朝
ベック式暗記法!
横から大きな くしゃみする。
45年 大月氏から独立
クシャーナ朝
クジュラ=カドフィセス